ペルー戦前日

日本vsペルー 前日練習レポート J's GOAL
セットプレーの確認とミニゲームのようですね。
気になるのは、

10時15分ごろに集合がかかりピッチ上で円陣が組まれた。動ける選手はこの時点でボールを使い、ある程度の負荷をかけてアップする。昨日腰を痛めた中澤佑二は一人トレーナーと共にピッチのまわりを歩いていた。

無理せず、様子を見てください。


で、この監督会見はどうなのだろう。

Q:ペルー戦で攻撃の形を作るという部分で、期待することを教えてください。


「数日前の練習でもやったんですが、うちの狙いは攻撃でも守りでもコンパクトにするということ。フォワードだけが攻めるというわけではなく、ディフェンシブな選手でも押し上げて、ルーズボールを狙ったりするためにはサイドの絞りも必要になってくる。つまりグランドのどこの部分でもコンパクトに保てればいいと思う。ボランチのところと言うよりはサポートも含めて全ポジションが相手のスペースを消していくということを考えています。
 うちの今までの得点も、かなりうしろから飛び出してというのが多いので今回もそれで行きます。」

このチームの狙いはいつからコンパクト志向になったのだろう。一人余るとコンパクトはなかなか難しいと思うのですが、FWまでが自陣に引いてきて、低い位置でのコンパクトを志向しているのでしょうかね。

『ディフェンシブな選手でも押し上げて』攻撃した場面があまり思い浮かばないのですが、あったかな。中沢選手が一人攻撃に出て行ったりと、個人の選手の攻撃参加は思い浮かぶのですが、『押し上げて』という言葉を考えすぎてるかな。
でも、『グランドのどこの部分でもコンパクトに保てればいい』という状態も思い当たらないのですが…

Q:FWの鈴木選手は右足首の状態が思わしくなかったですが、今の状態をどうお考えですか?


「それは全く心配ないですね。最近2〜3節はやってますし練習の動きでも普通です。本人からも痛みの報告はない。私は心配ないと思っています。
 何か違和感があれば出しませんから。本当にどんな状態であっても(ケガをしている状態)やれとは指示しませんし、違和感があれば判断してプレーさせないということは言ってます。
 クラブで例えば負傷した選手を招集することはありますが、ここで治して戻すということは過去にもやってます。」

鈴木選手の怪我の状態についてではなく、過去に怪我があって治って帰った選手も思い浮かばないのですが。悪化させた選手なら思い浮かぶけど…
熱のある選手を出場させたのはこの監督じゃなかったでしたっけ、いや気のせいですね。

Q:選手の起用と人選について。一つは大黒選手、Jリーグで調子のいい選手ですが、それよりも明日の2トップを選ぶのは過去の代表の実績を重んじるからですか。(以下省略)


「まず、大黒選手が自分のクラブでいい結果を出しているのはうれしいことですし代表にとってもいいことだと思います。ただ、この選手がいいのに使わないのはなぜだといわれるのは、今まで代表チームの監督をして、今までの貢献度を含めて玉田と鈴木で満足するものがある。
 自分のクラブでゴールを上げられないということにはいろんな要因がある。こと代表に関しては満足していて、そうでなければスタメンに名前を連ねることはできないわけです。自分を納得させるものがある。それが彼らを起用する理由です。それは全てのポジションに関してそうです。自分のクラブで控えでも代表の功績が高ければそれを評価してメンバーに名前を連ねることがありましたし、これからもあると思います。」

今さら言ってもしょうがありませんが、この状態での健全な競争意識は働くのですかね。結局はリーグで結果を出しても代表とは関係ないって事ですよね。もちろん、過去の実績や貢献は評価の1つですが、現在の調子や勢いや精神的充実は関係ないのですよね。ジーコ監督の辞書には”旬”という言葉はないのですね。