ギリシャ戦直前の緊急事態!俊輔がヒデ批判、共存に暗雲 サンスポ

スポーツ新聞の記事を鵜呑みにする気はないのですが、こういうこともあるだろうと思います。監督が無策で選手の自主性に任せる。何だか聞こえはいいですが、話し合いがまとまるときもあれば、方向性がまとまらない可能性もある。善悪は相半ばですよね。


ワールドカップ予選のように、何を犠牲にしてでも成し遂げなければいけない試合では、目標の重要性や崇高性によって自己犠牲の精神が働きある程度まとまるとは思うし、文句も聞こえてこないとは思うのですが、それ以外の試合では当然自己主張が強くなれば話し合いがまとまらない可能性が高くなります。ましてや中村選手のキャラクターを考えれば、なおさらです。


監督が中田英選手の存在を重要視して優先すればするほど、中村選手や小笠原選手などの働き場所が近い選手のストレスは溜まることでしょう。良い監督ならストレスを貯めさせないし、例え問題が起きたとしても普通の監督ならそのストレスをうまく逃がす術も知っていることでしょう。もちろん選手もプロなのですから、不平不満はマスコミや陰口で言うのではなく、監督に向かって質問しろという中田選手のように考えられることが理想なのでしょうが、実際問題そうでない選手もいるのが現実ですしね。


今回のことが不平不満なのか、批判なのか、単なる意見なのか、実際のニュアンスは当事者にしかわかりませんが、選手の自主性と話し合いを美化するなら、当然そのやり方の裏腹でこのような危険は常に潜んでいることも充分に理解しなければいけないと思います。まあ、話し合いで何とかなるのはアジア予選までだと思ってますけどね。