日本 - ギリシャ

前半が終了しました。
3−6−1とか、4−4−2とか、そんなフォーメーションとか関係ありませんね。あれだけ決定的なシュートチャンスがあって、枠に飛ぶシュートがほとんどないと、監督の問題とか布陣の問題ではないです。FWも含めて何人もシュートを放っても一番可能性を感じるのが加地選手のシュートというのは悲しいですね。
玉田、柳沢選手の両FWはあれだけ枠を外しても悔しくないのか。もっと悔しいそぶりを見せてくれ。切り替えして這いつくばっていた選手、悔しくないのか、屈辱は感じないのか。


フォーメーションで言えば4−4−2の3列がうまく距離感を保ってコンパクトにできているので、前の試合より非常にいい感じです。トップの直下に選手がいないことにより、かえってボランチとFWの距離が近くてうまく攻撃できているように思えます。
それと加地選手、シュートも可能性を感じるし、クロスでも落ち着いて相手DFをかわしているので、このコンフェデから日本代表を見た外国人スカウトやメディアには一番良い選手に見えているかもしれませんね。


後半は得点の前に先ず枠内に撃ってくれ!!
やっぱり小笠原、中田英、中村選手じゃないと、シュートが枠にいかないのかな。


後半も相変わらず日本ペースですね。前半ほど決定的なチャンスはなくなりましたが、圧倒的に日本がボールをまわして、あとはフィニッシュを決める運と言うか星を持っている選手の投入ですね。今日の玉田選手は悪くはないのですが、大黒選手の投入が待ち遠しいです。と思っていたら大黒選手の投入です。あとは決めるだけだ。
よーし、前半のような速い攻撃からのシュートではなくて、相手をゴール前に押し込んで短いパス交換からこぼれたボールが中村選手の足元へ、優しいパスが裏を狙った大黒選手へ、DFと競り合いながら流し込みました。やっぱりファインゴールではなく、泥臭いゴールが日本の特徴なのか。


それにしても今日の試合は日本が良かったというか、ギリシャが悪かったと言うべきか。背の高いバーレーンと戦っているのかと思いました。セットプレーからのヘディングとカウンター攻撃はバーレーンより怖さがあったけど、試合全体の流れとしての怖さはまったくなかったですね。
後は外し続けたチームが最後の最後に相手に取られて負けるということも少し脳裏に浮かんだのですが、後半31分というちょうど良い時間に大黒選手が決めてくれました。


川口選手の自作自演の大ピンチや、三都主選手の必要のないイエローカードなどもありましたが、日本が危なげなく押し切りました。試合開始前はあれだけのアウェイ感が漂うスタジアムでしたが、だんだんとギリシャサポがおとなしくなっていくのが快感ですね。背が小さくたって、決定力がなくたって、こまねずみのように走り回っていつのまにか相手を押し込んでいくサッカーをすれば、欧州の中堅どころとは戦えることを欧州のサッカーファンにアピールしてくれました。サッカーは身長で決まるものではないぜ!!