ブラジル - アルゼンチン

helguera2005-06-30

疾風怒濤。
何だか、こんな言葉が頭をよぎりました。ブラジルの1点目のアドリアーノも2点目のカカも、ボールを受けてからシュートを打つまでがビデオの早送りのように早いのですよね。相手に対応を許さない早さ、相手に準備をさせない間。組織とか戦術を超越した超個人技とでも言うのでしょうか、そんな言葉しか思いつきません。


対するアルゼンチンだってスーパーワールドクラスなチームのはずですが、ブラジル相手に真ん中でタメてサイドに開いて突破して中へクロスという、いかにも次が予測できるプレーではこのクラスだと守備もそれなりに良いはずなのでチャンスにならないのでしょうか。
ほんの3週間前のワールドカップ予選では、アルゼンチンが逆に3−1とブラジルを寄せ付けなかったわけですが、あの時のアルゼンチンの得点シーンを思い出すと、やはりピッチ中央を超個人技や超ワンツーパスで切り裂いていった得点だったように思います。


サイドからのクロスにしても、予測のつかない角度、予測できないタイミング、予測できないボレーシュートなど、とにかく相手の予想の上を行くプレーを繰り出さないと得点にならないのでしょうね。
どちらにしろ、セオリーは通用しない世界ですね。