ツール・ド・フランス 第4ステージ

今日はチームTTですが、それよりもコース設定がヤバすぎる。 トゥール 〜 ブロワ の67.5kmです。
「フランス」、「日本代表」という言葉が並べば98年フランスワールドカップですが、その時にトゥールの街に何泊かしたのですよ。アルゼンチン戦とクロアチア戦の間に何日か余裕があって、その間にワールドカップの他の国の試合を見ても良かったのですが、その時は初めてのフランスだし、最初で最後かもしれないので観光を優先したのです。


そんなある日、トゥールの街から列車に乗ってブロワ城へ行きました。本当はバスツアーに乗れば1日に3つも4つもロワール川流域の古城を回れるのですが、何となく列車に乗ってふらっとブロワの街を訪れ、駅から城までを散策し、その後は城の先のロワール川を渡って街中を当てもなく歩いたのを覚えています。お城以外にも、石畳の裏通りやトゥールの大聖堂など、印象的な街並みだったのを覚えています。


翌日はまた別の列車に揺られてシュノンソー城を訪れました。ここは川面にかかるお城で、庭園が印象的だったな。とても暑い日だったので、駅までの道すがらのお店で飲んだパナシェの美味しかったことを覚えています。シュノンソー城は観光地なので、観光客が何百人と訪れているのですが、ほとんどがバスで来ている人たちで、駅まで歩いていたのは6人だけでその中でも日本人は自分たちだけだったことが印象的でした。


先ほどのリバティセグロスのゴールシーンでブロワの街中が映ったのですが、坂を登って正面に大きなブロワ城が見え、その下を左に曲がり、坂を駆け下りながら右に大きくカーブして商店街を通り抜け、残り1kmのゲートは直線でロワール川に架かる橋を渡る。この道を7年前に歩いたのですよね、懐かしい。


レースは……残酷でしたね。
ディスカバリーチャンネルはスタート直後の隊列を組む早さも素早かったし、走っている時の隊列、ペース配分、ゴールまで1人も欠けない選手の実力、どれをとっても勝利に値するチームでしたね。


CSCは、こんなこともあるのですね。一番守らなければいけないマイヨジョーヌをゴール前1.5kmで失うとは…。実際にあの道を歩いたことがあるだけに、何だか言葉が見つかりませんね。もしもう一度ブロワの街を訪れることがあったとしたら、ここで落車したという場所がはっきりと分かるだけにつらいですね。