すべてのJリーグファンのみなさまへ(お詫び) 公式ページ

特にコメントもないのですが、絶対に忘れない為にあえて転載します。

事件概要:試合開始前に、FC東京サポーターが大挙してメインスタンド側コンコースを東京ヴェルディ1969(以後ヴェルディ)ゴール裏方向へ応援をしながら行進。ヴェルディゴール裏との境界に設置された柵の手前に集結し示威行動。なお当柵には、警備体制(警察官ならびに警備係員)あり。ヴェルディサポーターが集まり、FC東京サポーターと柵をはさんで対峙。その後、退散開始中に、FC東京側の1名(以後加害者)が、スタジアム設置灰皿のふた(アルミ製)をヴェルディ側に投げ入れ、3名の方が受傷。1名:一般観客(ご本人いわく、どちらのサポーターでもない)(一部新聞報道に女性サポーターとありますが男性です)・1名:ヴェルディクラブ社員・1名:警察官。加害者はその場にて別の警察官により現行犯逮捕。

Jリーグの試合会場にて絶対に起こしてはならない事件を未然に防ぐことができず、両チームサポーターのみなさまの心を傷つけましたこと、ならびにすべてのJリーグファンのみなさまに大いなる不安感を広めましたことを、陳謝いたします。

今回の事件は、この柵内(FC東京エリア)における、集団による示威行動が引き金となっており、サポーターの行動を許容したクラブの見込みに甘さがあったものと理解しております。
 次ホームゲーム(7月17日横浜F・マリノス戦)までに、柵位置を見直し、ならびにコンコースにおける示威行動の禁止通達を行い、ゴール裏サポーターとの話合いの場を設け、再び事故をおこさないことを誓います。

今回の加害者は、これまで調べた範囲ではクラブと交流のある人に友人知人がおりません。FC東京ファンのみなさまが増え、すべての方とコミュニケーションをとることは不可能となっております。警備体制にも限界があります。ならば、今回の事件はその“引き金”となる行動を許容したことに原因があるといわざるをえません。事件の予兆を察知し、未然に防ぐべく対処することがクラブの責任であることを認識いたします。


ご心配をおかけした皆様へ 今回被害に遭われた星見さん
文章の引用はしませんが、上記のFC東京のお詫びと読み比べていただけたらと思います。



私も基本的には性善説の立場を取りたいですが、このように試合を主催して不特定多数の人間が集まる場での危機管理としては性悪説をとらないことにはこのような犯罪事件を未然に防ぐことは不可能なのではないでしょうか。
今回は今のところ重篤な後遺症が残るほどではないようですし、女性や子供に被害は出ていませんが、そのようなことが起きてから、『見込みに甘さがあった』とか言われても取り戻せないのです。
味スタでのこと 番茶庭園さん(もう一人の被害に遭われた方)


自分たちのクラブのサポと呼ばれる人たちが事件を起こしたのはこれが初めてではないですよね。では、今までは何をしてきたのかと言うことです。落書き事件、スタジアム無料入場事件、確かに一部の人が暴走した結果であるとは思いますが、200人の示威行動は『一部の人』というには多すぎますね。


交流があるから防げる、交流がないから防げない、ではなくて、未然に事件が起きないような警備や警戒をしていなかったことに責任があることに今頃気がついたのでしょうか。
私は東京ヴェルディ好きの人間ですが、私だって事前に”FC東京側が試合前に殴りこみをかけるらしい”という話は、ネット上読んで知っていましたよ。そしてその計画通りに実行されて、その結果怪我人まで出た。これは不慮の事故とは言えませんよ。


私にもFC東京のサポに知り合いはいるし、その人たちは極めて健全な常識を持っていらっしゃいます。でも100人のうちに1人は、1,000人のうちに1人は、10,000人のうちに1人は健全な常識を持たない人もいるし、群集心理に呑み込まれて常軌を逸してしまう人もいるでしょう。そのような事態が起きないように準備するのが主催者の当たり前の責任で、それを警備と呼ぶのではないのですかね。本当に、本当に死者や重篤な後遺症が出るような事件が起きてからでは遅いのです、取り返しがつかないのです。今ならまだ間に合うのですから、本気で取り組んで欲しいと思います。