ツール・ド・フランス 第9ステージ

ラスムッセンの大逃げが決まったステージでしたが、大逃げというよりも脅威の強さでしたね。集団の前方で追うモローとフォイクトだって強い選手だと思うのですがタイム差は全然詰まりませんでした。でも、ラスムッセンは総合でも上位にきてしまったことで、今後の山岳ポイントは狙いにくくなるのではないかな。本気で山岳賞をねらうのなら、どこかで遅れるレースをするのでしょうか。


さて実況や解説は「男の友情」と言っていたモローの2位ゴールですが、フォイクトのパンクによるタイヤ交換をモローが待っていた時点で、モローの2位ゴールは予測していたのですけれど。総合順位で僅差のタイムで争っている訳でもないし、2人で逃げた方が楽だとはいえタイヤ交換のロスタイムを待たせてしまったこと。この2点を考えればゴール前直線の入り口で二言三言会話した時にモローの2位は決まっていたと思うのですが、実況は大盛り上がりでした。私の予想が甘いのか。


ここでマイヨジョーヌが移動しましたが、昨日の第8ステージでのディスカバリーのアシスト陣の動きやこのレースでの動きを考えると、ディスカバリーとしては無様じゃない形でできれば早く一度手放したかったのではないでしょうか。第16ステージまで続く山岳コースの中のどこかの山頂ゴールで取り戻してあと数日を守る、これがチームオーダーなのだろうと思いながら見ていました。
どちらにしろ、もう少しフランス人が頑張らないと地元が盛り上がらないと思うのでモローでもヴォクレールでもいいから、ステージ優勝でもしないとまずいんじゃないかなぁ。