ツール・ド・フランス 第18ステージ

ヴォクレールが逃げの集団に入っている時点で少し期待したのですが、やはりあっさりとステージ優勝の望みは消えました。最後の登りに入ってもアタックをかけるなど、やる気は見せてくれたのですけどね。セラーノの最後のアタックは強力でしたが、メルクスは本気で勝ちたいのなら他人の力を当てにせず、最後まで自分の足で勝負に行かないとね。
第12ステージでモンクティエを自分で追えるチャンスがあったのに後続の選手を待って、それで他の選手が自分の足を使って先頭を追わないことに怒ってましたが、他人に怒る前に自分の足で勝負をかけないと勝利という結果は転がり込んでこないのではないかと思います。


さて今日も小波乱があるだろうと予想できた総合優勝争いですが、やはり最後の登りでバッソウルリッヒの小アタックがありましたが、ランスにとって脅威には感じなかったのではないかな。どうも皆の関心は総合優勝争いではなくて、総合の表彰台争いにシフトしてしまっています。
このままランスが一回もステージ優勝をしないまま総合優勝したとしても、21日間あるステージで一度も失敗したレースがなかったという強さは凄い。バッソがなぜランスと3分近くタイム差がついてしまったのか。それは総合争い的に失敗したステージがあったからですよね。ところがランスには失敗ステージがない。そのことに驚嘆したステージでもありました。