磐田 - レアルマドリー

いや、レアルマドリーブランドが地に落ちなくて良かったですね。いくらプレシーズンよりも前のショーだと監督が言い張っても、日本のクラブに2連敗ではプライドもスペインのファンも許さないでしょうからね。
レアルマドリーもおとといの試合よりは随分コンディションもやる気もアップしているようで、プレーにキレがありましたね。でも結果はともかく、レアルマドリー相手に磐田がポゼッションしている時間も長く、事前に両クラブの情報を与えられずに見ていたら、お互いにパスを得意とするクラブ同士の戦いで、両者の違いをどのように感じる試合なのでしょうね。


レアルの前半は手数が少なくボールが前に運ばれることに感心しました。少し下がり目にいるベッカム選手から早いタイミングでボールが散らされ、すぐに磐田のゴール前にくる。テレビ観戦ではFWの選手の動き出しのタイミングが分かりませんが、どれだけ遠い距離でも両者の狙いが共通なのが凄い。


対する磐田はボールは滑らかに動くのですが、ゴール前に至るのにレアルマドリーの倍の手数がかかるように思えました。パスの距離が短く横パスが多い。これは磐田だけに限らず日本のサッカーの特徴でもあり、欠点でもあるのでしょうね。ロベルトカルロス選手やベッカム選手のように、長くて速いパスを正確に蹴れる選手が少ないことに関係があるのでしょうか。良い悪いは別にして、同じパスサッカーでも、両チームの遅配が顕著にあらわれたと感じる部分でした。