鹿島 - マンチェスターユナイテッド

スコア以上に面白い試合でした。深夜に眠いのを我慢して見た甲斐がありました。それにしても深夜であることと録画であるのをいいことにバシバシCMを入れるのは頭にきたけど。おまけに試合も少しカットしてるし。
15分ぐらいケチるなフジテレビ。


さて試合についての印象はマンチェスターユナイテッドはかなりやる気で来たなというところでしょうか。ここ数日間ですべてテレビ観戦ですが、レアルマドリー2試合、フィオレンティーナマンチェスターユナイテッドと立て続けに4試合を見ましたが、この中でチームとしての本気度はマンチェスターユナイテッドがダントツで一番のように感じました。
レアルマドリーはコンディションもグダグダで試合もグダグダ。フィオレンティーナはコンディションはまあまあでしたが、明らかに新チームということで選手のやる気は高くても連携とかがもう少し。マンチェスターユナイテッドはコンディヨンはまあまあで*1、チームの連携もバッチリ。新メンバーも少し加わってやる気も高い、面白い試合でした。


でも、短期間でこれだけ違う国のサッカーを見ると、コンディションや仕上がりの違いはあるとはいえ、スタイルの違いが見ていて興味深いですね。もちろん来日した各チームの特徴であって、各国の特徴と言ってしまうのはあまりにもステレオタイプすぎることは理解していますが、それでもスタイルの違いが面白い。


スペインは、比較的間延びした中盤をグラウンダーのパスがつながり、複数の選手が互いにポジションを入れ替わりながらボールも人も相手ゴールに迫っていく。
イタリアは、ボールは大きく動くものの選手の基本ポジションはあまり崩すことなく、空中を浮かせたクロスが前線の有力なFWにピタリとあってズドンと決まる。
イングランドは、マイボールになったときにグラウンダーのパスでボールを前に運びながら、DFも含めたほとんどの選手が全員でダーっと上がっていき、相手ボールになったら全員でサーっと下がってくる。その狭いエリアの中でのアイデアと卓越した個人技でゴリゴリ突破していく感じがします。


サー・アレックス・ファーガソン監督は、チームの敗戦にも不思議な笑顔を見せていましたが、いくら親善試合とはいえ日本のチームに2連敗はできないでしょうから、次の浦和戦は非常に楽しみですね。
でも、海外のクラブ日本に来すぎですよ。これだけ毎日一生懸命サッカーを見ても、ボルトンバイエルンミュンヘンの試合は見ることができないのですから。何だか、コンフェデとワールドユースが同時期開催だった頃を思い出してきました。体がもつかな。

以下追記

スカパーの再放送で見直しました。マンチェスターユナイテッドの選手の体はかなりキレてますね。リードされている後半は、鹿島の選手と主審に対して精神的にもキレてましたけれど。
鹿島はチャンスの数はマンチェスターユナイテッドより少ないけれど、きっちりとシュートで終わっているのがいいですね。
対するマンチェスターユナイテッドは、決定的なチャンスを外しすぎました。マンチェスターユナイテッドの選手でも外すのだから、日本代表の選手が外しても…(以下自粛)。


試合後の小笠原選手と本山選手のインタビューが秀逸でした。アナウンサーの質問がショボイというか質問でないことにも原因があるのですが、困ったろうな。

*1:ロナウドはキレキレでしたね、スペインクラブのロナウドのブヨブヨとは大違い