レッドカード

昨夜は3試合見たような、見ないような。どの試合も90分間通して見ていないのですが、なぜかレッドカードが出る瞬間だけはバッチリ見てしまって。


浦和 - 清水
前半32分にチョ・ジェジン選手が二枚目のイエローで退場してしまいました。一枚目のイエローになった場面は見ていませんが、二枚目のイエローカードの場面は不運でした。
浦和の鈴木選手と中盤で競り合ったのですが、ファールを犯したのは腕を掴みまくっていた鈴木選手なのは明らかなのに、主審の松村和彦さんの笛は清水のチョ・ジェジン選手のファール。このプレー自体は悪質でも危険でもなく普通のファールという判定だったのですが(当たり前ですね、浦和のファールなのだから)、これに怒ってしまったチョ・ジェジン選手はボールを投げつけたらしくイエローカードとなり、二枚目のイエローでレッドカードを貰う羽目になりました。主審の不可解な判定に自分を抑えられなかったのは選手自身の問題ですが、それにしてもあの最初のプレーの判定はお粗末でした。


横浜FM - 大宮
前半5分に奥野選手が一発レッドで退場しました。DFラインの裏に抜け出した久保選手に対し、後ろから追いかけた奥野選手がスライディングにいきましたがボールに届かず足を払ってしまいファール。「ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する」という行為と判断されたのか、一発でレッドカードを貰いました。
気持ち大宮よりで試合を見ていましたが、それでもこの退場はやむを得ない、自業自得の退場に思えました。確かに久保選手に裏に抜けられてしまったのは決定的ですが、まだGKもいるわけですし、開始5分ということを考えたらファールだけは絶対にしてはいけない場面だと思うのですよね。あれが試合終盤でここで得点されたらもう取り返せないような場面なら納得できるプレーなのですが、残り85分をチームメイトが10人で戦うことを考えたら、自制する場面だったように思います。


アーセナル - ニューカッスル
前半32分にニューカッスルジャーメイン・ジェナス選手が後方から足を挟む危険なタックルで退場しました。普段なかなかファールで止めたりカードを出さないプレミアの主審ですが、文句なく危険なプレーに対しレッドカード一発退場でした。ファウルされたジルベルト・シウヴァ選手がそのままプレーできたから良かったものの、スローで見る限りは「足首骨折か?」と思うような悪質なタックルでした。今日見た3枚のレッドカードの中で文句なしの一番です。


サッカー競技規則 JFA
ファウルと不正行為より

退場となる反則
競技者が次の7項目の反則を犯した場合、退場を命じレッドカードを示す:
(1) 著しく不正なプレーを犯す
(2) 乱暴な行為を犯す
(3) 相手競技者あるいはその他の者につばを吐きかける
(4) 競技者が意図的に手でボールを扱って、相手チームの得点、あるいは決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーが行ったものには適用しない)
(5) フリーキックあるいはペナルティーキックとなる反則で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する
(6) 攻撃的な、侮辱的な、あるいは下品な発言や身振りをする
(7) 同じ試合の中で二つ目の警告を受ける