予選が終わって…

8年ぶりのワールドカップ予選が終わりました。日本の本大会出場はすでに6月に決まっていたとはいえ、予選最終戦を終えると何だか分かりませんが感慨深いものがあります。
アジア枠が4.5というFIFAのアジアマーケット優遇措置のおかげもあり、4.5枠のうちの4枠が最終戦を待たずに決まってしまうという最後は盛り上がりに欠ける予選でしたが、それでも一つの区切りとしてあとは本大会を待つばかりとなりました。次回予選はオーストラリアも加入して、今回よりも際どくなる事は確実でしょうが、予選最終戦まで出場決定がもつれて、最後の最後にヒリヒリするような戦いが見たいと思うのは突破を決めてしまっている心の余裕なのでしょうね。たぶん次回の予選が始まった頃にはこんな最終戦で出場が決まるなどという贅沢な文句を言っていたことは一切忘れて、予選の前半でも出場が決まってしまえば小躍りして喜んでいるのでしょう。


昨夜のイラン戦をスタジアムで見ながら考えていたことなのですが、もし誰か強力なコネがあって、勝てば本大会出場で負ければ予選敗退という運命のかかった予選最終戦のチケットか、めでたく本大会出場が決まってワールドカップグループリーグ初戦のチケット、どちらか一方をプレゼントしてくれると言われたら果たして自分はどちらのチケットを希望するのだろうとか考えてしまいました。ありえない話なのですが、たぶん予選のチケットを希望してしまうかもしれませんね。
負けたら終わりというヒリヒリした緊張感、膝が震えるようなドキドキした落ち着かなさ。予選だって本大会だって勝って欲しい気持ちに変わりはありませんが、どちらが負けたらヤバイかという違いなのでしょうかね。


日本はこれでまた3年間このようなハラハラドキドキ感とはお別れですが、嬉しいような寂しいような。今年はすぐまた9月7日に代表戦がありますが、少し気持ちをリラックスしてまた来年の6月に向けて気持ちを盛り上げていかないと…。まあ、近づいてくれば放っておいても勝手に気持ちが高ぶるのでしょう。まずはその前に本大会のチケット確保が優先ですけどね。


チケットがなくても、ドイツまでビールでも飲みに行くか(笑)。