スイス - トルコ

スタジアム中に振られるスイス国旗の小旗が綺麗ですね。時間の関係で前半40分過ぎからの観戦ですが、スイスのサッカーが面白いですね。ホームでの試合というプラスアルファがあるのでしょうか。それとも予選を通じてこのように面白いサッカーをしてきたのですか。こんなことなら予選を通じてスイスの試合をマークしておくのだった。前に早く、左右のサイドを縦に突破して、中に鋭いクロス、それに対しきっちりと中にもスピードにのって詰めてくる。もしかしたら一人一人の個の力ではトルコが上回るかもしれませんが、勤勉な運動量と組織の連動性と献身的な守備、とても小気味良いサッカーですね。


それに対するトルコですが、ボールは回るのだけれど今ひとつ攻撃のスピードにのれずスイスの守備が待ち構えているところに突っ込んでいきますから、中々決定的には崩せませんね。この試合のスイスのサッカーが数年前の日本で、トルコのサッカーが現在の日本、そんな風にも見えてしまいます。
それにしてもさすがはプレーオフ、随所に肉弾戦とは言わないけれど小競り合いが勃発します。そんな小競り合いの中でも、なんでアルパイが冷静なのでしょうね。改心したのでしょうか。しかし、こんな試合で笛を吹く審判も大変ですよね。日本の家○さんや柏○さんなら、選手が5人ぐらい退場してそうです。


攻撃としては成功していないのですが、それでも何回も繰り返し仕掛けられるスイスのフリーランニングは素晴らしい。日本がこんなサッカーをしてくれたら、痺れてしまいます。サイドの突破も常に狙うし、チャンスがあればミドルシュート。トルコのGKが当っていなかったら、スイスは何点取っていたのだろう。こんな攻撃を繰り返されたら、例え得点にならなくても、例え試合に負けたとしても、試合終了の時は何分でもスタンディングオベーションをしてしまいそうです。
グループ4でアイルランドが敗退し少し残念な気持ちも持っていたのですが、このようなスイスを見たらまた新たな楽しみが生まれました。いや、ヨーロッパのサッカーは奥が深いですね。


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