現在のヴェルディについて

J1のリーグ戦も34節のうち31節を終え、本当の大詰めになってきました。優勝争いも大阪の2チームを軸に凄いことになっていますが、応援するチームが降格に確実に近づいている現在、残念ながら優勝争いにはなかなか関心がいきません。
残留争いについては残念ながら神戸の降格が決定してしまい、残るヴェルディ好きの関心は自動降格の17位以下にこのままヴェルディが居座るのか、それともヴェルディが底力を見せて柏から16位の座を奪うのか、この1点に絞られました。まあ、柏サポから見れば17位のヴェルディは関係なくて、15位を残り3試合でいかに捕まえるかかもしれませんが、31節の清水との直接対決に敗れた現在、柏も苦しいですね。


ただ、柏も苦しいとは言っても16位を守れる可能性(自動降格は免れる可能性)はかなり高く、現在のヴェルディとの勝ち点差5と大きな得失点差を考えると、柏としてはあと1勝すれば16位は死守できそうで、ヴェルディがそれを上回るのは残り3試合で3連勝が必要という状態です。今季のヴェルディの成績を考えれば絶体絶命のところに追い込まれています。今シーズンを通じて5勝しかしていないヴェルディが、あと3試合で3勝する確立は、限りなく低そうです。


しかし、そのような机上の計算通りにいかないのがサッカーだと思うので(順位が下のサポが言うと説得力ないな…)、ヴェルディとしては次の試合32節の名古屋戦に勝って、33節の柏での直接対決まで夢をつなぎたいです。万が一、次の32節で柏が広島に勝って勝ち点を34とし、ヴェルディが名古屋に引き分け以下で勝ち点が27以下だったら、その時点でヴェルディの降格決定となってしまいます。柏が広島と引き分けて勝ち点が32になった時は、ヴェルディが負けて勝ち点26のままだと2試合を残して勝ち点6差という数字上の可能性を残しますが、両チームの得失点差は16以上ありますので、ヴェルディは残り2試合を8−0、9−0とかで勝たなければいけないので、現実的には次節ヴェルディが負けたら柏は引き分け以上で16位が確保できそうです。

クラブ 現勝ち点 次節 次勝ち点
 31  ○  34
ヴェルディ  26  △  27
       
 31  △  32
ヴェルディ  26  ●  26


まあ、このように冷静に現在の状況を考えていますが、ヴェルディとしては次の名古屋戦に勝つことが絶対的に16位奪取の条件で、さらに33節の直接対決で柏に勝てばほんの少しの可能性は見えます。まあ、ほんの少しですけどね。
J2に行ったからといってクラブが解散してしまうわけでもないし、7月の大敗を続けた時のクラブの対応や監督交代の遅れ、8月の中断期間にもDFの補強をしないなど、降格への道は最近始まったわけではなくて、7月から始まっていたのである意味覚悟はしていました。特に9月、10月の低迷期にも何らチームのてこ入れをしないクラブフロイントには、怒りを通り越して呆れてしまっています。あの柏でさえ、ラモスを迎え入れるなど打てる手は面子を捨てて打っているのにね。8月の終盤にバドン新監督が就任直後に2連勝したときは希望を持ちましたが、それも2試合だけで、結局はDF陣の脆さと層の薄さの問題は解決されることなく現在に至っています。
優勝争いも天王山が近づいているかもしれませんが、ヴェルディの降格は次の名古屋戦が天王山です。


希望

クラブ 現勝ち点 次節 次勝ち点
 31  ●  31
ヴェルディ  26  ○  29

勝ち点差2で、33節の直接対決へ。