オフシーズンの報道に一喜一憂するのも、これまた楽し。

チームの調子がいい時の更新は楽でしょうが、調子が悪かったり、今季のように降格してしまった後の選手Blogの更新は非常に精神的にきついものがあるだろうと思います。その中で山田卓也選手のところと高木義成選手のところで同じようなことに触れています。


流れ星 楽しんだ者が勝つ
監督決定とともに。 犬小屋。


オフシーズンのストーブリーグ報道で、あることないこと様々なネタがスポーツ新聞で取り上げられて、その中でも降格したチームのお家騒動がマスコミ的に”おいしいネタ”であるのは非常に理解していますし、山田選手や高木選手が「そんなことに振り回されないでね」と心配してくれるのはありがたい限りです。そのようなスポ新ネタに真実が混じっていることもあるでしょうが、多くは飛ばし記事であることも理解しています。でも、応援するクラブの試合がなくなってしまった今の季節、スポ新の飛ばし記事に一喜一憂するのも、それはそれで楽しいものです。
飛ばしを真に受けて怒ってしまったり、絶望してみたりする必要はないと思いますが、喜んだり落ち込んだりくらいするのは、試合のない今は丁度いい。世の中では天皇杯の試合があるようですが、ヴェルディが早々と負けてしまった今季は、正直なところ今現在どこが勝ち残っているのかすら分かりません*1。どこが勝ち残っているのか分からない天皇杯の試合よりも、「高木が残留したぞ」とか、「ヤマタクは微妙らしい」とか、「○○はどうなるのかな」というほうが実感として楽しいのです。


山田卓也選手も書いていますが、J2に降格したクラブに残るかどうかは様々な葛藤があることでしょう。20代前半の選手なら、試合数が増えて実践機会が多くなるJ2での試合も悪くない。しかし、30が近くなったり超えている選手にとって、J2での試合が魅力に思えるのか。そして他のJ1クラブからオファーがあった時に、比べて考えることはしょうがないと思っています。自分の選手人生が無限に広がる可能性に感じられる年代の選手と、選手人生が有限に思えてしまう年代の選手では、自ずとクラブや環境を選ぶ基準が違って当たり前でしょう。自分の選択肢の中で、自分が一番良いと思う道を選び、悔いのない選手人生を全うして欲しいと思います。その選択の結果が他クラブへの移籍だったとしても、笑顔で送り出すとは言えないけれど、ただ見送るだけ。そして、いつかまたヴェルディに帰ってきて欲しいと思います。ラモスのように。


ヴェルディとしてはようやく監督は決まりましたが、コーチングスタッフや選手などはまだまだ良く分かりません。あともう少しだけ、スポ新ネタに一喜一憂する日が続きそうです。

*1:あまりの自分の興味のなさに愕然として、確認しました。鹿島、大宮、浦和、川崎F、G大阪、C大阪、磐田、清水の皆さん、頑張ってください。