ヴェルディについて

1月9日にヴェルディのクラブハウス前で行われたサポの集まりと選手やコーチとの対話について。

選手残留の行方 pride of green 緑の誇り さん
昨日の慰留行動の件 ヴェルディBlog さん
1月9日(月)朝9時集合の顛末 緑人生Ⅱ さん
独白。 蹴球七日。 さん
直接対話できたお二人に感謝 ヴェルディ応援記 さん

今日、クラブハウスまで行かれた方々は、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

ヴェルディサポが、よみうりランド(クラブハウス)へ選手残留を訴えに。しかし、小林慶も・・・ Wandering Football さん
真価を問われることになるこの瞬間 1万フィートの夏休み さん


歴史は繰り返すと言ったらとても冷めているように感じられてしまうかもしれませんが、読売クラブからヴェルディ川崎と続いた黄金時代が選手の大量放出で崩壊したように、第一期東京ヴェルディというチームが再び崩壊するのですね。J2降格ということがキッカケで始まっている崩壊かもしれませんが、結局のところはクラブの頭脳(フロント)が計画的に行動していない。まさに子供のような無計画、無秩序な将来への策のなさで動いてるということでしょうか。


もしJ1復帰を最優先に考えるとするならば、選手の残留は大きな必須条件であって、そのためには選手の中で精神的な柱になれる存在や年齢の選手から押さえていかなければいけなかったはず。ヴェルディで言えば、米山、林、山田卓也選手のあたりでしょうか。でも、そこから切りはじめた。これでは現在の状況を壊したいと考えているとしか思えない。結果的にフロントが考えるように、チームの崩壊は達成できたのかもしれませんが。


繰り返しになりますが、ほとんど似たようなことをこのクラブが行うのを過去に見ているので、驚くと言うよりは『またか…』という感想しかわきません。それ以上、いろいろな想いもありますが何とも言えない。何と言っていいか分からないです。どんなにクラブに対し腹が立っても、どれだけの選手が移籍して出て行ってしまっても、クラブが存在し続ける限りやはり応援してしまうだろうし、消滅や合併してしまうよりはたぶん数倍マシな状況なのだろうと思ってしまうのです。気持ちはとても複雑だし一言で言えないのですが、それでもクラブは続いていくし、いつか笑って今のことを話せる時期が来ればいいなと思います。



以下、不快な表現もあるかもしれませんので、畳みます。
正直なところ、出て行く選手たちを引き止める気持ちになれないのです。ヴェルディを応援するサポーターやファンの立場からすれば、開幕以来J1でやってきたヴェルディですから、J2に降格してもできれば1年でJ1に復帰して欲しい。そのためには、在籍していた選手には残って欲しい。選手たちに愛着もある。
でも、仮にヴェルディがこれから5年、10年とJ2で戦うことになったとしても、経済的に行き詰らない限り、ヴェルディというサッカークラブは存在していくわけです。しかし、今いる選手たちはそうはいかない。サッカー選手として生きていけるのは10年から長くて20年。その短い時間の中で悔いのない選手生活を送って欲しい。拍手で送り出すとは言えないけれど、ブーイングしたい気持ちもわかない。


それに今回今ひとつ気持ちが冷めている原因としては、根本的にヴェルディのフロントは最初から信じていないということ。今回のような暴挙というか無能ぶりをさらすのは3回目ですから慣れてしまっている部分もあります。読売時代からついているファンは、ラモスやカズや武田を切ったときに経験している。J開幕のヴェルディ川崎時代からついているサポは、東京移転の時に経験している。
ラモスがいるヴェルディだから応援するのか、カズや武田がいるから応援するのか。それともヴェルディというクラブを応援するのか。川崎でついたサポはもっと複雑だったのでしょう。東京に出て行くクラブを応援するのか、川崎に残るクラブを応援するのか。
今回さらに同じような経験を今年させられるとは思いませんでした。J1だから応援するのか、J2でも関係なく応援するのか。愛着のある選手がいるから応援するのか、ヴェルディだから応援するのか。


ヴェルディのフロントが無能なのは今に始まったことではありません。ペレイラを切ったときから感じていました。まあ、それ以降働いている人も変わっているのかもしれませんが。逆に言えばフロントがいい仕事をしたのは、ネルシーニョをコーチで連れてきた時、ビスマルクを連れてきた時、エジムンドを連れてきた時の3回だけかもしれません。その中で何年もクラブを見続けていれば、どこか感覚が冷めてしまって、ヴェルディヴェルディとして存在してくれるだけでいいという諦めの気持ちもあるかもしれません。仮にこれから10年ヴェルディがJ2で戦っていたとしても、それでも離れることはないでしょう。スタジアムに行く頻度とかは少なくなるかもしれないけれど、それでも離れられないかもしれない。
サッカークラブに寿命はないけれど、選手生活には寿命がある。だからこそ、選手には悔いのない決断をして欲しいと思っています。