トリノ五輪 其ノ二

昨夜は女子ハープパイプを見ていました。放送の関係で予選のダイジェストから見たのですが、日本勢とアメリカ選手のレベルの差に歴然とします。大人の大会に子供が出ているというか、格の違いを見せ付けられた気がします。
最初は大会スケジュールの関係で男子の後に女子を見ているから日本勢の高さとかスピードや技が物足りないのかと思いながら見ていたのですが、女子の選手でもぶっ飛ぶ選手はぶっ飛ぶので、違いすぎると諦めながら見てしまいました。


分析に甘さ、日本勢惨敗 ヤフースポーツ

今五輪で男女とも1、2位を占めた米国勢は主に米国内で行われる賞金大会を優先し、W杯にはほとんど出場していない。プロの世界で切磋琢磨(せっさたくま)する米国勢のレベルの高さを目の当たりにし、中島も「何をとってもすべてがかなわない」と嘆くしかなかった。


とかく採点競技というものに関しては採点基準の物差しがタイムで結果が出る競技と違って明確でない印象を持っているのですが、それでも日本勢の演技とアメリカ勢の演技には明確な違いを感じました。日本勢がノーミスで滑ったとしても、あれでは50点満点で30点台の結果しか出ません。高さ、スピード、技のキレ。どれをとっても違いすぎる。体に染み込んでいるスピードの限界値や高さの限界値を打ち破らない限り同じ土俵にすら上がれない違いを感じてしまいました。
トヨタビッグエアーXトレイルニッポンオープンではないけれど、日本の選手があのようなスピードや高さの限界に挑むような大会で活躍する下地ができないと、本番でも互角に戦えない、そんなことを感じました。