ボスニア・ヘルツェゴビナ戦代表24人

1ヶ月に及ぶ国内組の活動期間を経て、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に臨む24人の日本代表が発表になりました。
日本代表海外遠征(2/25〜3/1、ドイツ)メンバー JFA

  名前 所属 Aマッチ
GK      
23 川口 能活   ジュビロ磐田 83・0
41 下田  崇   サンフレッチェ広島 1・0
42 都築 龍太   浦和レッズ 3・0
DF      
2 田中  誠   ジュビロ磐田 31・0
5 宮本 恒靖   ガンバ大阪 63・3
6 中田 浩二   FCバーゼル(スイス) 54・2
14 三都主アレサンドロ  浦和レッズ 66・5
20 坪井 慶介   浦和レッズ 29・0
21 加地  亮   ガンバ大阪 38・1
22 中澤 佑二   横浜F・マリノス 44・9
24 茂庭 照幸   FC東京 8・1
31 駒野 友一   サンフレッチェ広島 6・0
MF      
4 遠藤 保仁   ガンバ大阪 38・3
7 中田 英寿   ボルトンイングランド 71・10
8 小笠原満男   鹿島アントラーズ 46・7
10 中村 俊輔   セルティックスコットランド 57・15
15 福西 崇史   ジュビロ磐田 56・7
18 小野 伸二   浦和レッズ 49・6
29 稲本 潤一   エストブロミッチ(イングランド 61・4
34 松井 大輔   ル・マン(フランス) 4・1
FW      
9 久保 竜彦   横浜F・マリノス 29・11
13 柳沢  敦   メッシーナ(イタリア) 54・17
16 大黒 将志   グルノーブル(フランス) 15・5
32 高原 直泰   ハンブルガーSV(ドイツ) 39・14

それぞれのメンバーや国内組で選出されなかったメンバーについての考察はともかくとして、以上の選手で24人です。
GKが3人、DFが9人、MFが8人、FWが4人。基本形を4−4−2で考えるとそれぞれのポジションに2人選手を配して、プラスGKが3人となることが濃厚と思われますから、ここからDFが1人減っての23人がそれぞれのポジションの枠になるのでしょうか。


GKについては、現状ではこの3年間日本代表に呼ばれていた楢崎選手など怪我人がいるので、川口選手以外は何とも言えない人選ですね。今年の3試合の中で他のポジションの選手を比較的入替えて使っていたにもかかわらずGKは川口選手が3試合とも出場したことを考えると、監督の思いが想像できそうです。


DFについては、左サイドの選択で村井選手が外れて中田浩二選手が入ってきました。今まで中田浩二選手はMF登録が多かったような気もするのですが、今回は直接的にDFですね。中盤もできて左サイドもできる、そしてジーコ監督の信頼も厚いとなれば、海外遠征だから中田浩二選手を選んだのではなくて、まったくの優先順位が反映されているのかもしれません。
右サイドについては、いつの間にか駒野選手が2番手とはいえしっかりと席を掴んだようですね。CBは怪我でもない限り優先順位は変わらないのでしょう。


MFは激戦区ですね。海外組が4人もスルッと入ってきてしまいます。阿部、長谷部、本山選手が外れたのですね。現在選出されているメンバーもそれなりに納得できる選手ばかりですから選考に不満があるわけではありませんが、日本の中盤は層が厚くなったのですね。今回外された選手のような、走れて戦える選手は使って欲しいのですが。


FWについては、うーん。監督の頭の中でのファーストチョイスはやはり久保選手なのでしょうね。巻、佐藤選手のように自分が動いて局面を打開したり味方のチャンスを演出するような働きは評価されないのでしょうか。ただ海外組が合流するとその方面の職人とも言うべき柳沢選手がいるのですけれど。今回は呼ばれなかった鈴木選手も含めて、FWはもう一歩決定的な存在の選手がいないですね。あとは優先順位よりも、その時点で好調な選手を使って欲しい気がします。


最後に国際Aマッチの出場数と得点数ですが、川口、中田英選手の多さは活動期間の長さからいって納得なのですが、宮本選手より三都主選手の方が出場数が多いのですね。得点数については、FWの得点と中村選手や中沢選手の得点数を思わず比べてしまいます。また、稲本選手は4点のうち2点をワールドカップ本大会で取っているのですね、凄い。