レアル・マドリー - アトレチコ・マドリー

じりじりした緊張感というか、お互いに技に頼らず力で押し合う試合でした。実際に肉体的な押し合いも実際に激しかったのですが。試合全体の印象よりもジダンの印象が強く残りました。
年齢的なことやフィジカルコンディションの問題があるのかもしれませんが、どうも腰がフワフワ浮いているような気がしました。腰が高いと言うか、弱いと言うか。凄かった頃のジダンは腰の高さが一定で重心が安定していて、相手にぶつかられても自分で左右に切り返しても体の芯がぶれないような強さを感じたのです。その体の芯を中心にして、華麗な足技を見せてくれていた。しかし最近は体の重心が上下に浮き沈みするので左右のブレも抑えきれず、相手に体を預けられると脆く体勢を崩してしまうのではないか、そんなことを感じてしまいました。それでも、スーパー凄いのですけれどね。