ラモスだから許されること

同じことを前の代表監督がやったら、マスコミからバッシングされたのでしょうね。
ラモス監督“ACLよりJ2” スポニチ

6日の公式会見で報道陣から「最後に一言お願いします」と要求されると「一言」とだけ言い残して会場を後にした。

ラモスだからできることだよなぁ。その部分はともかく、この辺りは『分かってるジャン、ラモス』という感じです。

熱い思いを口にしながらも「ACLとJ2の両方とも勝ちにいくと痛い目に遭う。目標は何よりもJ」と過密日程を考慮した采配を振るう可能性を示唆。

まあ当然だし、仮に親会社から何らかの圧力があったとしても跳ね除けられるのはラモスならではかもしれませんね。


ラモスつながりと言うことで、徳島戦の記者会見の模様ですが。
徳島戦 ラモス監督 記者会見 ヴェルディ公式

ただ、勝ったという事は嬉しいが、逆に反省する所がたくさんあるんじゃないかと思います。嬉しいけど喜んでない、喜んでいるけど嬉しくないのか難しいですね
(中略)
後半は、ボランチの位置のポジショニングを直して改善ができた。大野と金澤の位置がちょっとずれていたかな前半は

ラモスの言葉とは思えないほど、奥が深いです。哲学的とまでは言わないけれど、自分のサッカー技術の高さやセンスだけではなくて、選手の心理状態のコントロールや会見での自身の言葉のコントロールなど、かなり考えて監督業をやっている印象です。現役時代やテレビのバラエティ番組などに出演していた時の印象が強くて勢いだけで監督をやるのではにかと心配していましたが、結果はとのかくそのような監督業を遂行する上での心配は杞憂に終わりそうです。

前半は、バジーリオ、平本がほとんどボールを触らなかった。触らなかったという事は、相手のディフェンス陣のプレッシャーの早さ、厳しさ、粘りが凄くて。ああいう事をやらないといけないのが俺達なんですよ。相手に結構、自由に与えすぎた。後半は考える時間を与えず、もうちょっとアプローチを早く、体を張ってやっていかないと。彼らがやっているサッカーを我々が実際にやっていかなきゃならなかっただけですよ。それで、少し言っただけで守備陣は皆が理解してくれたから。

昨年までの主力だったメンバーが大量にチームを去ってしまって、今シーズンがどうなるか不安の方が大きかったところですが、監督の考え方にこのように1本芯が通っていれば時間はかかるかもしれないけれど良いチームが出来そうです。