エクアドル戦後の雑感

最近日本代表についてBlogを書く気力がスタメン落ちしているエルゲラですが、何か(笑)。
あぁ、そんな話ではなくエクアドル戦の話でした。


エクアドル戦後 ジーコ監督会見 スポナビ

――3バックにしてバランスが取れていたようだが、その点をどう評価するか。また、4バックか3バックか、どちらで本大会に臨むつもりか

 システムの問題以上に、選手に守備の意識が見られた。(ディフェンスが)3か4かということではなく、2トップから守備を意識することを試合前に指示した。ディフェンス3枚でやってきて安定していたが、2トップがボールを失っても後ろが何とかしてくれるという思いがあったと思う。そこで、2トップがボールを取られたときに、どうやって前から追い込むか、という意識。それも動きながら徹底させるということ。それによって中盤、ボランチを含めて、3バックだけに任せるのではなく、もっと前でボールを奪い返す意識付けが必要。今日のように、前からボールを追い込むということ、それから中盤もオフェンスの選手も穴を埋めるためにカバーしたり、球際を強くしたりすれば、後ろは楽になる。全員で守る意識があれば、あとは(練習の)日数があれば機能するだろう。今日はそうした全員守備の意識があったからうまく機能した要因だったと思う。

 これまでは崩される形が少なかったので、追い込みや前からのプレスが少なくなっていた。気持ちの中で穴があったと思う。だから今日の試合に関しては、そうした選手の意識の部分で切り替える部分が奏功したのだと思う。

確かにセンターサークル付近からFWの選手も含めて相手のパスコースを限定する動きが見えていたので選手で話し合ったのかなと思っていましたが、監督の指示だったのですね。これについては納得です。ですが、それがこの試合で機能したのは日本の守備が連動してできていたのか相手が弱かっただけなのかはもう少し見守らないと何とも言えない気がします。


エクアドル戦後 選手コメント スポナビ

福西崇史ジュビロ磐田
(小野)伸二は前に出した方がいい。後ろの人数が足りていれば、守る方としてもそっちの方がやりやすい。今日は後ろとの関係と、それをつなぐ前の部分をうまくやりたいと思っていた。
 エクアドルは南米のチームでつなぐ意識があったから、局面で負けないようにしないと数的不利になってしまうので、そこは気をつけた。相手のサイドバックがボールを入れた時、取りに行くとボランチの横が空いてしまうので、プレスの位置は低くなるけれど、少し遅れて取りに行くようにしたので、バランスは良かった。4バックでも、またボランチの相手が誰でも、やることは変わらない。状況に応じてみんなで協力していければいい。

ボランチの相手が誰でも、やることは変わらない」という部分は、1人で前に行ってしまう中田英選手に対する宣戦布告というのは考えすぎですかね(笑)。高い位置で守備を開始するかそれとも低い位置で待ち受けるかの是非はともかくとして、確かにこの試合では守備意識の統一は図れていたのでしょう。でも、この試合のスタメンが本戦のスタメンとは思えない部分もあるし、もちろん相手のスタイルや実力や戦闘モードも変わってくると思うので、本当に低い位置で待って耐えるのがいいのかという疑問は残ります。


次の日本代表の活動は5月の中盤以降の国内でのキリンカップ2試合になると思うのですが、対戦相手がどれだけシビアにきてくれるかがポイントになるような気がします。そこでも昨夜のような相手と戦った場合、本番モードが直前のドイツ戦だけという事態は避けたいですね。まあ、これは代表チームや代表監督への要望と言うよりは、サッカー協会がホームでの資金集めを放棄してどれだけアウェイでの本気の強化試合を組む勇気があるかという部分ですが。