CL準決勝ファーストレグ雑感

2試合ともリアルタイムではなく、スカパーの再放送で見ました。試合評についてはそれが得意なサイトにお譲りするとして(笑)、雑感などを。


どちらの試合もそうなのですが、試合開始からのはち切れんばかりに張り詰めた緊張感と集中力が前半の45分間にわたり途切れることなく続き、試合時間が経過するのが早いこと。45分間という規定の時間はJリーグの試合と同じはずなのに、見ているとあっという間に20分、30分、あれもうロスタイムだ、とこんな感じですよね。ハイベリーの試合についてはリス君の登場によるブレイクタイムもありましたが、見ている人間にあっという間だと思わせる試合と言うのは、他の試合とどこが違うのでしょうね。


一つ一つのプレーの間にお互いに緩む時間がなく、すべてに渡って高いテンションで選手のプレーが続けられる結果なのでしょうか。ルーズボールというものは存在しなくて、どこに転がったボールでも常に両チームの複数の選手が狙っている緊張感と出足の鋭さ。球際での激しい当りとたいがいのことではすぐに立ってプレーを続けるハイテンション。さすがにハーフタイムを挟んだ後半になると、少し試合開始時のテンションとは変わってきますが、それでも他の試合の後半の体力や集中力の落ち方に比べたら半端じゃないですよね。


そして実況解説についてですが、普段は好きな倉敷さんの実況ですが、ハイベリーの試合ではあまりにも話題が審判に集中するのは聞き苦しかった。確かに主審や副審のレベルが試合内容のレベルに達していないのは見始めてすぐに分かりましたが、あそこまで繰り返されると『もう、いいよ』という気持ちになってしまいます。粘着質な部分が面白い時もあるし、時に辛い時があります。とくに相方の解説が粕谷さんだと厳しいものがある。
一方の八塚さんですが、基本的には好きな実況の方なのですが、時々『きたか〜〜!!』という絶叫が『きてねーよ』と突っ込みたくなる時があります。まあ、相方の原さんも昔はよく『入った〜!!』と入らないシュートで絶叫してたから、いいコンビかも(笑)。


ここに残っている4つのクラブについて、各クラブや各リーグを応援をしている人がいて勝って欲しいクラブも様々だと思いますが、ここまできたら決勝で”ロナウジーニョ vs アンリ”という、今が旬の攻撃的選手の対戦を見てみたい気持ちが大きいです。思いっきりミーハーな顔合わせになってしまうかもしれませんが、どちらかが対戦相手の個性を潰すような対戦ではなく、壮絶な撃ち合いも見てみたい。まだセカンドレグがあるので、結果は神のみぞ知る世界ですけれどね。