ヴェルディ魂

ヴェルディが連続３失点で連敗している中、基本を確認するために、もう一度あのドキュメンタリーを見ました。
以下に一部引用します。

（グアムキャンプの練習風景のＶＴＲにかぶせながらナレーションの世良公則さんが）
世良 ： ラモスが掲げるグアム合宿最大のテーマ。それは昨シーズンＪリーグ最多失点を喫したディフェンスの立て直しだ。合宿では４人のディフェンダーと２人のボランチが連携したプレーをできるようになるまで特訓を重ねる。ラモスがまず指示したのは、早い段階でボールを持った相手選手にプレッシャーを掛けること。大量失点の原因が、中盤で相手を自由にさせてしまったことにあったからだ。素早くしつこいプレッシャーを掛けることで、相手はボールを後ろに戻すしかなくなる。１対１はうまくいく。しかし、組織プレーになるとなかなかうまくいかない。守備の選手同士の連携がまずく、シュートエリアまでパスを通されてしまう。ディフェンダーが都並コーチ（相手選手役）を追い込んだが、中盤の選手がプレッシャーを掛けていない。その後に、パスを通された。守備陣が協力し合って相手を追い込む。それができない。
ディフェンス陣が、お互いの考えを主張しあい、譲らない。

合宿３日目、課題のディフェンス練習が続いていた。今シーズンのラモスの基本戦略は、まず固い守備でボールを奪い、中盤から素早くパスをまわし、サイドから攻め込むことだ。しかし、肝心の守備が安定しない。

ラモス ： 待ってくれ、今のアナイウソン見たよ、今のアナイウソン、フリーだったよ。結局みんなボールしか見てないんだよ。

世良 ： 選手がボールばかりを追って、周囲にいる相手選手を見ていない。

ラモス ： ボールばっかり見てるよ。ちゃんと両方とも見とけ。

世良 ： ラモスがついに爆発する。

ラモス ： 自分のやろうとしていることや自分たちの考えてることを捨てろ。俺がやれって言ったことをやれ。あなたたちが思うとおりに、俺やらせないから。俺のやり方失敗してからやらせるから。ただ、このくらいのことで失敗しているなんて、ふざけんなよ。サッカー辞めろって。

（ラモスのインタビュー）
自分の頭の中に、こういう風にやらないと勝てないぞって、自分のイメージはあるんですよ。今までのＪリーグのいろんなチーム見てると、こういうチーム作ったらたぶん勝てるんじゃないかな、そこでみんな（選手）早く意識してもらわないと、早く僕がやろうとしていることをやってもらわないと。僕がそこで決めたことをやってもらわないと困る。そうじゃない選手は許さない。
彼らがこうだったらどうとか、聞きたくない。聞きたくない。そこまであなたたちにアイデアがあるんなら、ここまで落ちてないぞと。ここまでそんな、ね、もっと違うところでいいプレイヤーやってるはずだと。だから俺を信じてくれって彼らに言ってるわけ。まず、俺を信じてくれ。

まだ、実践でできていないだけだ。いつか、できる。