個人技 戦略 運動量

まったく別の試合を見てのコラムの中に、微妙に内容の重なり合った部分があったので面白く思いリンクしてみます。
アーセナル対ビジャレアルの7つのポイント スポナビ 木村浩嗣の「誘惑と憂鬱のスペインサッカー」

「世界一個人技の高いチーム(戦略と運動量は並)」と「世界一戦略の優れたチーム(個人技と運動量は並)」と「世界一運動量が豊富なチーム(個人技と戦略は並)」が戦えば、どこが勝つか? 私は「世界一運動量が豊富なチーム」だと思う。サッカーは走った者が勝ちなのだ。


攻守にわたる全力の仕掛けプレーに対する強烈な意志が基盤になっているからこそ、動と静のバランスが高みで安定しはじめたヴァンフォーレ 湯浅健二のサッカーHP

ヴァンフォーレの選手たちは、(なるべく高い位置で)相手からボールを奪い返すという守備の目的と、シュートを打つという攻撃の目的を達成するために、一人の例外なく、常に「仕掛け」つづけます。とにかく、ボール絡みでも、ボールがないところでも、守備でも、攻撃でも、仕掛けつづける。その絶対的なベースは、もちろん豊富な運動量。シーズン当初は、その運動量が非効率に空回りしたことで、後半に運動量がガクッと減退するということが頻発したけれど、それでも大木さんは、決して「戦術に逃げ込む」ようなことはなかった。


個人技があろうがなかろうが、戦略(戦術)があろうがなかろうが、とにかく豊富な運動量は必要だし裏切らない。素晴らしい個人技も見るものを魅了しますが、最後の1秒までおとろえない闘志や諦めない強い気持ちというものも見るものの心を打つと思います。