主審、どうなんだろう。

昨夜はガンバ大阪甲府の試合をチラ見しながらちょっとした作業をしておりました。なので、試合全体の感想は書けないのですが、それでも気になったことを。
この試合を吹いた主審の東城 穣さんですが、この試合でまだJ1主審7試合目という方でした。残念ながら、まだスタジアムで吹いている試合を見ていないのでこの試合をテレビで見ただけの感想ですが、ちょっと神経質過ぎませんかね。


前半40分のG大阪の加地選手の退場の場面も、裏に走りぬけようとした相手選手を手で倒したとしてファールでイエローカードを出しました。ここまでは分からなくもない。でも、続けてもう一枚のイエローカードは、そのプレーの中で加地選手がタッチラインにボールを蹴りだした事で出したように見えました。でも、この場面では加地選手は相手の選手を追いかける流れの中でそのままクリアをしたに過ぎず、笛を吹かれてプレーが完全に止まってから抗議のためにやった行為には見えませんでした。相手選手に追いつこうとして必死に走っている選手が、いくら笛が鳴ったからと言ってその場ですぐには止まれないのではないでしょうか。”だるまさんが転んだ”をやっているわけではないのですから、主審にはもう少し鷹揚にかまえて欲しいと思います。ファールのイエローカードだけで充分でしょうと思いました。


この場面以外でも、前半30分過ぎにマグノアウベス選手のシュミレーションを取ってイエロカードを出したのですが、この場面でも甲府の選手の足は掛かっていました。確かにPKを取るようなプレーではなかったかもしれないけれど、シュミレーションでカードを出すほどのプレーとも思えなかった。この場面ではかなり後方から離れた位置で見ていたにもかかわらずあのプレーにイエローカードを出すというのは、ちょっと神経質すぎるんじゃないかと思います。
サッカーの試合を成立させる上で欠かせない存在の審判という役割の存在ですから、むやみやたらに貶したくはないのですが、それでも今年からプレーを流して国際基準に近づけると言っていた割には、あまりにもナイーブすぎる笛に感じられました。