今日の出来事、昨日の出来事、そして明日の出来事。

今日は国立には行かず、テレビでヴェルディの試合を見ていました。見てはいたのですが、書くことがない。何だろう、まるで昨日の日本代表の試合を見た後と同じなのですが、溜息しかでなくて書くこと(語ること?)がないのですよ。パスをつないでボールはまわすものの、前に進めない攻撃。進むには進むけどスピード感が感じられず、相手の守備を翻弄するような怖さがない。苦し紛れで大雑把に上げているのではないかと思うような効果的に思えないクロス。受身にしか思えない守備。
やる気は感じられても結果の伴わない現状。期待より不安。


チームの準備が整っていなくても、それでも試合の日はやってくるし、ワールドカップはやってくる。試合が始まれば応援するしか手はないのですが、試合を見ながら、『これで良かったのか、俺の応援するチームはこの程度しかできないのか。』と渦巻く何とも言えない自問自答。試合を見て、応援しながらもどこか心の奥底で冷めていく気持ち。得点すれば嬉しいし、勝てばもっと嬉しいけれど、このチームでは勝ってはいけないのではないかと後ろめたく思う気持ち。
『やることは全てやった。やれることは全てやった。これで負けたらしょうがない。』とまで思いきれない覚悟の浅さ。まあ、ヴェルディについては新チームを作ってから4ヶ月ですけれど、代表チームとは言え3年半の時間に見合うものができているのか。できていないと言っているのではなくて、試合を見ていて伝わってこないのが悲しいですね。


それでも代表発表はやってくるし、ワールドカップはやってくるし、J2の次節はやってくる。試合を見れば勝って欲しいし、応援してしまう。クラブにしろ代表にしろ、試合に行ったり応援したりする為には、時間的経済的な犠牲を払って応援しているのだから、それに見合う”何か”があると報われますね。それは”勝利”とか”優勝”という「結果」だけではなくて、そこまでいく過程の”頑張り”や”ひたむきさ”などの「内容」でも充分なのです。決して見返りを求めているのではなく、そこにいく前のエネルギーというか、モチベーションというか。そんなものがなくてもスタジアムには足を運ぶけれど、”何か”があれば尚嬉しい。


目に見えない”闘志”とか”気持ち”とか”魂”という言葉は好きではないのですが、それでも見ている人に伝わるものはあると思うのです。試合が勝負事である以上、勝者がいれば敗者もいる。勝敗という結果以上に、見ているものの心を打つ何かがあるのかどうか。そんなことを考えてしまいます。



そうだ、最後に大事なことを忘れていました。
明日の代表23人の発表ですが、私は誰が選ばれても構わないと思っています。様々な方が23人の予想をしていますが、もちろん予想をするのは楽しいし自分なりに予想もしていますし、23人のメンバーやスタメンを予想するのも大きな楽しみだと思っています。もっとどんどんやって欲しいです。私も選ばれて欲しいと思う選手もいるし、自分ならこう選ぶという23人はいます。でも、明日ジーコ監督が誰を選んで誰を選べなかったとしてもその23人が日本代表だし、ベストメンバーだと思うようにしています。
「誰が選ばれたから応援する」というものでもないし、「誰が選ばれなかったから応援しない」というものでもない。それはイコール「誰が監督だから応援する」というものでもないし、「誰が監督だから応援しない」ということでもないですけど。それが日本代表のつらいところですが。


行け、日本!!