代表関連番組

国際親善試合を見ようと思って録画しているのですが、直前になって日本代表関連番組が増えてつい見てしまいますね。
今夜はジャンクスポーツオマル・トルシエさんとフローラン・ダバティさんが出演していて面白くて見てしまったし、スカパーでは蹴球源流釜本邦茂さんを見てしまったりと、なかなか試合が見られませんなぁ。それでも、見てよかったと思える内容の番組だから良かったのですけどね。


ジャンクスポーツのオマルさんは少し前に来日した時の収録だと思うのですが、随分老けたなぁ。監督を引き受けた直後の映像もありましたが、98年から確実に8年という時間が流れているのですね。監督就任中は好んで電車で移動していたりとか、相変わらず茶目っ気があるというか単なる目立ちたがり屋というか。


また、蹴球源流では釜本さんがサッカーの技術論を1時間に渡って真剣に語っていのですが(いつもはもう少し短いコメントでしか聞けない)、この人にもう一度現場に復帰してもらって、ストライカーを育てる仕事をして欲しい。今現在の浮かれているとしか思えない会長よりも、よほど本大会について厳しく認識しているようだし、グループリーグ突破についての責任も背負っているような気がしました。
また、メディアについての要望としても持ち上げるだけ持ち上げてストンと落とすのではなく、良いことは良い、悪いことは悪いと辛らつに指摘して欲しいと語っていました。この部分でも感心するお話でしたよ。最後にワールドカップに向かう気持ちについて、『楽しみに行くんじゃない、勝ちに行くんだ』と語っているところなど、どちらが会長なんだか…。
収録が5月15日だったようですが、収録中に代表23人リストがスタジオに届けられて、収録を一時中断して名簿に目を通している姿が生々しかった。


続けて蹴球源流での名波浩さんの回も見ました。
中学、高校時代の話や、ドーハの悲劇の話、97予選の苦しかった話なども印象的でしたが、それ以上に今の代表について、「偶発的な攻撃ではなく、日本らしく組織的にボールを前に運んで攻撃を見せて欲しい」という部分が心に残りました。偶発的かぁ…。
でも、ドーハの話をしているときに画面の中の右端にそれについて語る名波さんが映っていて、画面の奥にピッチに座り込むラモス選手の背中(スタジオに懸けてある大きなパネル写真)が映っているカメラアングルに迫力がありました。ドイツ大会を目前にして上辺だけで盛り上がっているけれど、釜本さんの時代やラモスさんの時代や名波さんの時代があって今がある。前の時代からの流れや歴史を受け継いで、それを壊さずに次の時代に託すこと。それも日本代表の大きな仕事なのですよね。