僕の妻はシャルロット・ゲンズブール

基本的にはこのダイアリーに取り上げている映画は、「こんなの見たよ」というよりは「この映画は良かったから、よろしかったらどうぞ」的なつもりで取り上げているのですが、今日の1本はお勧めはしません。かなりマニアック。でも、強烈(笑)。


監督:イヴァン・アタル
出演:シャルロット・ゲンズブール
出演:イヴァン・アタル

スポーツ記者イヴァンの妻が有名女優のシャルロット・ゲンズブールだったことから起こる騒動を描いた映画なのですが、主役の夫婦とも本人が本人の役名で出演して演技しているので、どこまでが作り話でどこからが本音なのか、非常に境界があいまいで考えてしまうお馬鹿な映画です。


映画の中で女優として映画を撮影しているのですが、ラブシーンで「ヌードになる必要はないのではないか、ぼかして撮影しても雰囲気は出るのではないか」と監督に抗議したが受け入れられずにはき捨てる言葉、「結局、あなたが私の裸を見たいんでしょ」(うろ覚え…)というセリフが強烈でした。確かに、ね。
要所要所に皮肉満載で、名作ではなく迷作だとは思うのですが、強烈な作品でした。本当に見るものがないな、とかすることがないな、そんな日にだけお勧めの映画です。