メディアによる総括記事

次期監督が誰になるにせよ、それとは別にジーコ時代の4年間を総括しなくてはいけないことは当然ですね。協会にやる気はなさそうですが。


スポニチは少し表層的な気もしますが、それでも今までは書けなかっただろうことを書いているのかな。
(1)16人だけの寄せ書き―決起集会で露呈した温度差 スポニチ
(2)ジーコ監督の過大評価から生まれた「自由」 スポニチ
(3)苦し紛れの506本―個人任せだった「決定力」 スポニチ
(4)福島合宿の過ち―汗をかかないまま暑さに負けた スポニチ


表層的ではない、もう少し深い準備不足に対する総括はこちらかな。
「ジーコ・ジャパン」の4年間(上)──ふまじめだった日本サッカー協会のワールドカップ準備 大住良之さん
早く続きが読みたい。


ある意味表層的ではない(皮肉です)、内部に食い込んだ御用ライターの記事。
コラム「8年で勝ち点1の前進」〜ドイツW杯、日本代表取材を終えて 増島みどりさん
8年前はそれなりにいい仕事してたのに、何が彼女をこのように変えてしまったのか。


そして、メディアに対する協会(川淵か)の圧力をうかがわせるコラム。
「川淵キャプテンに伺いたい」 木村元彦さん
言論統制だなんて、現代の出来事とは思えない。また、木村さんの協会批判を断った、びびってるメディア名を知りたい。


現在の言論統制だけでなく、過去の成功をなかったことにしたい勢力の存在を意識させるるこのインタビュー。
ドイツワールドカップ感想と近況 その2 戸田和幸選手
「規律で縛る」とか「自由がない」というのは、『6月の勝利の歌を忘れない』を見れば、欺瞞であることは明らか。自分の好むではない成功をなかったことにしたいという勢力がこの4年間の失敗を導いたのに、それをさらに続けるのか。


そして、協会の構造改革の提案を読みたい。
ディベートがもうすでに始まった… フローラン・ダバディさん
読まなきゃ。

以下は日刊スポーツのコラムより、一部引用。
(前略)
代表監督には、中田英風間八宏氏、岡田武史氏の3人制を提案する。クリンスマン監督の姿は、国際的で知性的な中田英とダブる。革命を起こすオーラがある。風間氏はゲームを読む知性があるし、岡田氏は最も現場に近く国内事情に詳しい。GMは田嶋技術委員長とトルシエ氏。この2人なら海外ネットワークを積極的に国内の環境づくりに役立てるだろう。
(後略、全文は新聞にて)


いろんな意味でこの人も外せない。
約束その2。 金子達仁さん
本は買いたくないけど、読みたいね。



個人的は、”アンチトルシエ”という、歪んだスタートで始まったチームが、その歪みのまま4年間を終えてしまっただけのように思っています。
トルシエの良いところは評価し、悪いところは検証し、1998年から2002年までの4年間の検証を生かせず、この4年間を”トルシエは組織で縛る”で”ジーコは個の自由”という歪んだ情報操作のままで来てしまったツケを本大会と言う取り返しのつかない場所で払っただけですね。協会が(川淵がか)2002年から2006年の4年間も検証や反省をせずに先に進むのなら、同じ失敗を繰り返す可能性が非常に高い。”アンチトルシエ”や”アンチジーコ”ではなく、1人の日本代表監督としての評価と実績を検討し、次につなげて欲しい。
本当はメディアだけではなく、協会が早急にしなければならないことです。