QF 2日目

毎試合痺れるような試合が続きますね。このステージを戦える選手たちが羨ましいと共に、それをスタジアムで見つめるサポが羨ましい。痺れるけれど、絶対に忘れない時間だろうな。


イングランド - ポルトガル
イングランドの新聞は「10人の勇敢なライオンと1人の愚か者」というフレーズをまた使うのでしょうか。怪我で試合に出ることができないストレス、出ても得点ができないストレスが溜まっていたのかもしれませんが、相手の足を踏みつけるところをバッチリ見られていましたからね。退場はしょうがないのでしょう。ファイティングスプリット溢れる選手ですが、時として抑えるのが難しい。監督による選手の心理マネジメントというのは、モチベーションを上げるだけでなく冷静にファイトしろという部分まで徹底できるものなのか、それとも選手が成熟するのを待つしかないのか。


しかし、勝敗とは別にイングランドベッカムポルトガルフィーゴがともに90分間すらプレーしなかったことは、世代交代というか時代の流れを感じます。PK戦はもう、何とも言えませんね。両チームあわせて何人が外したことか。「ケセラセラ」ですね。



ブラジル - フランス
よっしゃー、フランス。ざまーみろ、ブラジル。
ドルトムントのスタジアムからの帰りのトラムでブラジルサポの集団が騒いでうるさくて、日本人を挑発ではないけれども馬鹿にしていたけれど、我慢するしかなかったあの時間。あまりにもホーンを鳴らすので、日本語で「うるせーんだよ」と怒鳴りましたが、結果は1−4だから説得力がない。日本が勝ったわけではありませんが、それでもブラジルが負けて気持ちがいい。
いえ、基本的にはブラジルサッカーはすきなのですよ。ラモスの母国だしね。でも、やはりドイツでの出来事は強烈なので。


一方のフランスは尻上がりに調子を上げているのはチームなのかジダンなのか。選手のモチベーションが、「試合に勝ちたい」ではなく、「ジダンの最後の試合にはしない」というその1点でまとまっているような気がします。それにプレーで答えるジダンも凄い。ブラジルのカフーは途中で交代していきましたが、ジダンのプレーはもう少し見たいです。