第10ステージ

仙台との試合を捨てて、今年初の山岳ステージの完全中継を見ています。
7月1日から始まった今年のツール・ド・フランスですが、プロローグ、第3ステージ、第5、第6、第7、第8、第9ステージと意外に見ています。ワールドカップを見ながらツール・ド・フランスを見るというのは、幸せなような地獄のような。


今年のツール・ド・フランスは熱くなるような勝負が少なかったのですが、今日は面白かった。なかなか逃げが決まらなくてレース自体が混沌としている状況が続きましたが、山岳に入りようやく逃げが成立。ところがようやく成立した逃げがそのまま決まってしまうとは。特にマリーブランク峠の下りで必死に追いすがるランダルーチェに6秒差に追い詰められるも、再びじりじりと差を広げていくデッセルとメルカド。デッセルの足は無尽蔵かと思うほどのパワーでしたね。そして運命のゴール前。チームの車と話してから、デッセルに話しかけるメルカド。それに対し、首を振るデッセル。さっきまでの協力体制が一瞬にして崩壊するさまは人間模様が現れすぎ(笑)。しかし、これで後には引けなくなったメルカドが意地のステージ優勝。このレース前半の印象は薄かったのですが、その分後半は濃かった。


その薄かった前半はPCでサッカー速報を更新しながらツールを見ていたのですが、ヴェルディの仙台戦「先制、斉藤」という報が入っても、『1点じゃ決まらないね』と思って冷静だったのですが、「ヴェルディ2点目、高木義成」という情報が流れたのには驚きました。まず最初に思ったのが、『高木って、誰? えっ、GKの高木? もしかしてPK?』というものでした(笑)。何となく、ヴェルディがゲットしたPKをピンクのユニフォーム(水色でしたね)が蹴っている画が…。でも、次にゴールキックパントキックの可能性に思い至りました。あわててスカパーのチャンネルを切り替えて確認しましたが、相手GKの気持ちを考えると素直に喜べないですよね、GKとしては。


また試合終了を見計らって少し試合をみたのですが、またPKでひと悶着ありましたね。仙台のコールが「八百長ヴェルディ」なのか「八百長、レフリー」なのか聞き取れませんでしたが、”八百長”という言葉は”下手くそ”という罵声とは本質が違うことを意識して使っているのですかね。”下手くそ”なら審判だけに対する侮蔑ですが、”八百長”は相手クラブに対する侮蔑だということを意識して使っているなら、残念です。