デモ批判について その2

8月2日のコメント欄にて、ちくりさんに「デモ批判に反論を」というご要望をいただきました。その時に教えていただいたリンク先も読みましたし、その他の批判系サイトも読みました。でも、どうも反論する気持ちが自分の中でわき起こりません。


デモという行為が川淵氏の辞任や解任に直結するとは思いません。しかし、直結しないからといって、何もしないのでは何も始まらない。また、デモという行為に100%賛成しているかと問われれば思い悩む部分もあります。しかし、他にデモを上回る意思表示の機会や行動が見当たらない以上、デモに参加することが自分の意志を表明する行動につながるのだと考えています。


そんな様々な気持ちが交錯して、「デモに参加しよう」と募集するエントリーは過去にも書いてきませんでした。「デモがある」という告知と、「参加します」という意思表示だけ。あとはそれに参加するもしないも、一人ひとりの考え方や気持ちに従えばいいと思うし、「参加しようぜ」と呼びかけるのが野暮なら、「参加するなよ」と呼びかけるのも同じくらい野暮な気もします。


とにかく、現在の川淵氏のやり方に対して、これ程の人が異議を申し立てている、ということをアピールできれば良い。 異議を申し立てたい理由は、人それぞれでしょう。そもそも、何万人という人々が一つにまとまる程の強烈な理由があったら、デモなんかやる前に首になってるでしょう。
でも、それらのさまざまな小さな理由を、何もしないことによって埋もらせたくない。 何も言わないことで消極的承認をしたくない。何らかの方法で意思表示をし、少しでも川淵氏を追い詰めること。
その結果、『今まで通りにはいかないな…』と首に鈴をつけること。 サポーターの存在を”都合の良い消費者”から”厳しい監視者”だと川淵氏に思わせること。 その糸口になること。 たったそれだけの理由でさえ、やらないよりやったほうがマシじゃないかと考えています。


たかがサッカー、されどサッカー。

川淵氏の責任は問いたいけど、目を吊り上げて「川淵、許さん!!」ではなく、「もうそろそろいいじゃん、川淵さん」というか、「何でも好きになると思うなよ、川淵」ぐらいのノリで参加したいと思います。
うーん、やはり反論にはなっていませんね。そもそも反論ではありませんが、今の気持ちと言うことで。