記者というのは学習しない…、その2

こちらで記者会見の概要がありました。
オシムまたもサプライズ!走れる若手招集&中東到着即練習 サンスポ

集合ホテルの玄関口で出発会見を促され

「ここでやるのか? 5分も立っていられるかな」


−−初のアウエー戦だが
「旅行は私にとって珍しいことではないよ。選手のことだったら代わりには答えられないから選手に聞いてください」


−−サウジについて
「私たちを待っているのがどういう国か、みなさんも分かっているはずだ」


−−情報は
「中東の国は日本を“挑戦する相手”としてライバル心を持って来る。ある意味で歓迎だが油断してはいけない」


−−メンバー発表当日の出発は異例だが
「クラブと選手に必要な情報は入っていたはず。論理的にはね。情報のおかげで、みなさんもここに集まったわけでしょ」


−−アウエーでのサウジ戦はどんな戦いか
「あなたならどう思いますか?」


−−暑さもあり厳しくなるのでは
「素晴らしい答えだ。それが分かっているなら、私に聞かなくてもいいだろう。私と交代してあなたが監督をやってください。そんな答えが分かっているなら監督ができるはずですよ」


−−本戦出場に向け大事な2試合
「本戦のことは、予選を通過した段階でお話しする。その時々で編成も替わるし、そのたびに話を繰り返さなければならないからね。状況で選手の構成も変わるし、言ってしまうとオプションを狭めてしまうので明確にはしたくない」


−−メンバー選考のテーマ、基準は
「あなたならどうしますか? きのう試合があったからといって、それだけで選ぶわけじゃない。現地での試合でごらんにいれますよ。基準とはそういうもの。世界の代表というのはそういうもので共通している。どういう試合をしたいかで選手を選ぶ」


−−具体的には
「前回と同じなら同じ戦いを。替えたなら理由がある。まあ、次に備えて選んだとしか言えない。質問者は若い方のようだから、個人的に話をしてもいいが長くなるよ。これだけ大勢の人がいる中では恥ずかしいでしょう?」

昨夜のテレビの訳と微妙に違う感じもしますが、まあ記者会見がコントになっているのは同じですね。オシム監督もあえて意地悪く答えているとは思いますが、記者の成長の無さも何だか…。ある意味オシムさんにとっては子供をしつけている感覚に近いのでしょうか。


また、現地到着直後の練習についても、『オシム流』とか取り上げていますが、移動直後の練習は時差ボケや鈍った体を解きほぐすため、そしてホテルに着いてスムーズに睡眠に入れるようにするためを考えたら珍しいことではないでしょう。集合時間が厳しくなった理由だって、オシム監督の発表時間の問題ではなく、あくまでもJリーグの日程の問題でしょう。何でもかんでもオシム監督にこじつけるのは止めにしませんか。成長がないから。