批判と批評

批判 goo辞書

(1)物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。
(2)誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。
(3)人間の知識や思想・行為などについて、その意味内容の成立する基礎を把握することにより、その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。

批評 goo辞書

事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。


批判という言葉も”評価・判定すること”という意味があるのですが、どうしても”よくない点を指摘し、あげつらうこと”という側面がクローズアップされる日本では、風土に馴染まないのでしょうか。ただ、やはり強いサッカーチームを作るうえでは、特にそれが代表チームならメディアの適切な批判や検証は不可欠だと思います。


少し前に買った『サッカー批評 32号』を時間をかけて読んでいます。前の代表チームに足りなかったもの、まあ「ちゃんとした監督」というのはこの際言わないことにして、やはり健全な批評が足りなかったと思います。サポーターによるもの、めでぃあいによるもの、そのような健全な批評があれば、もう少しサッカー協会や内部の技術委員会にもう少し真剣なプレッシャーをかけられたのではないか。サッカー批評32号の西部さんによる田嶋幸三氏のインタビューを読むとそのような忸怩たる思いがします。こんな甘い人間が代表チームを運営しているのかと思うと、情けない。そもそも田嶋氏をはじめとする技術委員会にまともな評価ができていたのか。疑問ばかり残ります。


その点、トルコの方々は気が短いのか、健全な批評精神にあふれているのか。
ジーコ監督が窮地に 失点多く、地元で酷評 スポナビ

地元メディアは「戦術のない監督」「退屈極まりない試合」「1980年代のサッカー」「チームとしてのプレーがない」と批判する。