三都主選手の印象

清水でMVPをとった頃から見ていることになりますが、良く分からない選手ですね。各種非難轟々にありながら、それでもトルシエジーコオシムという考え方もまったく異なる3人の監督の中で代表選手として使われ続けているわけですから、日本を代表する選手なのですよね。
このような相手監督の評価もありますし。


試合後 ガーナ代表クロード・ルロワ監督会見 スポナビ

日本はスピードがあり、トライアングルを形成してプレーした。特にわれわれは(日本の)左サイドにてこずったので、ハーフタイムに修正した。観客としても面白い試合だったと思う。

――昨日の会見で最初の20分に気をつけると言っていたが、日本のやり方は予想通りだったか。それとも、もっとアグレッシブだったか

 試合は予想通りの形だった。日本はいい形で試合に入った。大変いい組織だった。日本は常に中盤を5人で固め、その後ろに3人を配置し、アレックス(三都主)は幅広く動いた。アレックス側を押さえ込むようにミーティングで指示した。

攻撃に関しては通らないパスや持ちすぎて相手に取られたりコネコネすることもありますが、それでもリスクを冒した攻撃を常に心がけていることの裏返しの部分とも考えられます。ドイツでのブラジル戦でも、玉田選手にラストパスを出したのは三都主選手ですしね。主に左サイドの三都主選手からの攻撃が実らなくても、相手の意識が左に集中することで、逆に相手の右の守備に隙が出るかもしれないし。


また三都主選手の守備についてですが、相手にボールを取られてもジョギングで変える姿にはむかつくこともありますが(笑)、それでも決定的なピンチには誰よりも先に守備に帰っていることもある。ガーナ戦でも日本のコーナーキックのチャンスから切り替わったガーナのカウンター攻撃を、いち早く感じて遅らせている選手が三都主選手だった場面もあったし。


何とも歯切れの悪い表現になってしまいますが、げに三都主選手の評価は難しいです。