CWC 全北現代 - クラブアメリカ

さすがに昨日の試合よりは”お金を取れるサッカーとして”楽しい試合でしたね。


全北現代が攻め込む時間もありますが、基本的には技術に優るクラブアメリカが終始優位に進めた試合に思えました。ただ、フィジカルに優れる全北現代が足の止まったクラブアメリカからボールを奪えるようになった後半の中ほどは「もしかして全北現代が点を取っちゃうの?」とも思いましたが、やはりそこまでの番狂わせは起こりませんでした。技術の差は大きいのか。


しかし、クラブアメリカも足元の技術からピッチを大きく使ったパスまわしやダイレクトプレーを多用して前に進めているのは良いのですが、シュートだけが何ともなりませんでした。中盤のボールを前に運ぶ技術は素晴らしいし、「そこでヒールキックを使うかっ!!」と思うような意外な場所で意外なプレーが随所に飛び出すのですが、GKが冷や汗をかくような際どいシュートの数は、全北現代とたいして変わらなかったように思います。ボールをまわせるだけに、ゴール前でもまわしてしまう。『ここでシュート』と思うようなタイミングでも裏をかいてパスを出す。その結果、自らシュートコースを狭めているようにも感じました。


話は変わりますが、テレビ朝日よりはまともに聴ける日本テレビのサッカー中継ですが*1、その中でも岡田武史元日本代表監督の解説はいいですね。固すぎず、さりとて砕けすぎず、上手すぎず、下手すぎず。聴いていてちょうど良いバランスに感じます。
それと、オシム現日本代表監督が観戦していましたが、中継のアナウンサーは何とか日本代表に結び付けようとしていたけれど、あれは単なるサッカー好きというだけの行動ではないかと…。家の近所で面白そうな試合やっているから、『ちょっと行っとく?』みたいな(笑)。

*1:ゴルゴル叫ぶ変なアナウンサーもいなくなったことだし…