言葉の重み

ネット上に掲載された順番ではなく、私が読んだ時系列だとこのような順番になりますが、つくづく『言葉の重みが違うなぁ』と。
川淵C明言!3・24ペルー戦に欧州組大量招集 報知

日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(70)は2日、日本代表の07年初陣のペルー戦(3月24日、日産スタジアム)でMF中村俊輔セルティック)、FW高原直泰(フランクフルト)、MF稲本潤一ガラタサライ)、DF中田浩二バーゼル)の4人の欧州組の招集を“保証”した。「これまでオシム監督との会話、発言から推測すると、この4人は呼ばれると思う」指揮官とホットラインを持つ協会トップは期待を込めて話した。

この人の仕事は協会の会長ではなく、協会の営業マンなのでしょうね。そう考えれば、ネタになりそうな記事を軽々しく話すことの行動に納得がいくし、記者会見での新監督のリークも行動に一貫性があると考えられます。広い日産スタジアムがどれほど埋まるか、心配で心配でしょうがないのでしょう。


融通無碍に攻め「走れ」(上) 日経ネット 武智幸徳さん
融通無碍に攻め「走れ」(中)
融通無碍に攻め「走れ」(下)

経験は確かに重要。しかしサッカーの進化は速く、昨日の経験が明日も役立つとは限らない。大事なのは学び続ける気持ち。周囲の言葉に耳を傾け、敵味方のプレーに何かを感じ、そ れを自分に生かせるかどうか

サッカーでは個人であれチームであれ、常に相手と対峙(たいじ)する。自分たちの都合だけで事は運ばず、だからこそ客観性と現実性が大切になる。

本当に重い言葉です。たぶんこれは他人に向かって言っているだけでなく、常に自分に対する戒めの言葉でもあるのでしょう。サッカーに於いても、人生に於いても。

千葉の監督になって驚いたことの一つが、負けチームにサポーターがブーイングではなく“次はがんばれ”と励ますことだった。どうもこの国には結果だけにとらわれない文化がある、と いうことに気づいた

日本に感化され、同化したという意味ではない。それでは皆さんもつまらないし、私が監督をするメリットもない。ともに働きながら、日本人の面白さに感じ入った、ということです。何というか……日 本のアンビバレントポリバレント性に。

異文化が混ざり合った時に生まれるメリットというものを、最大限に生かそうとしていますよね。もちろんその過酷な人生から異文化が交じり合うことのデメリットも身をもって理解している方だからこそ、混ざり合うことのメリットを重要視しているのだと思っています。代表監督が協会の言うことを聞かないだけで「やはり日本文化(日本サッカー)を知っている人でないと代表監督はダメだ」などと簡単に異文化を否定してしまう協会の監督選びとは雲泥の差です。