がっかりしている

こちらは監督にがっかりしているのですが…
香港戦後 反町監督会見 スポナビ

――がっかりの一番の要因は?

 米国との試合も含めて10日間やってきて、準備の段階ではできたんですけれど、いざ始まってみると、違うことを考えている選手が多いということですね。つまり、もう少し辛らつな言い方をすると、個人プレーに走っているということです。個人プレーに走っているがゆえに、リズムができない。1つ1つのプレーが多くなる。お互いのコンタクトが取れない。そういうプレーが多かったですね。

ピッチ全体を俯瞰した時に、監督自身が適材を適所に配置しているのか、DFとMFとFWの距離感は適切なのか。間延びして離れすぎている部分や密集しすぎている場所、それらの度合いが適切なのかどうか。個人プレーに走っているのか、個人プレーに走らないと閉塞された状況が打開できないのではないか。監督自身が頭でっかちになっているのではないか。見ていると選手よりも監督の方が心配なんですけれど…。

――前線の人数が多く窮屈な印象を受けたが、前線にFW3人を置くという方針は変わらないのか?

 これからのゲームをどういう風にするかについては、相手を踏まえた中で、また今日のチームの中での個人のパフォーマンスの中で考えていくので、今はお答えできません。3トップという言い方もできますけれども、その選手が相手に引っ付いてボールをもらう形だけは避けたかったんですが、実際そういう形になってしまったのは僕の反省点です。そういうことがないように準備をしてきたのですが、一番最初にも言ったように、精神的にかなり気負ってしまって、それがチームにとってプラスではなかったということです。そうした若さもある程度あると思うので、それを踏まえてマネジメントするしかないですね。

アメリカのプレスではまわらなかったボールが香港の弱いプレスではまわっただけだとも考えられるので、準備期間の成果があったのかどうか難しいところです。次の試合はアウェイでマレーシア戦ですが、この時はすでにJリーグが始まっていて準備期間がほとんど取れないだろうことが予想されるので、逆に監督の真価が問われてしまいそうです。