ペルー戦日本代表 最初の発表でいない選手?!

昨日は”いる選手”について少しだけ書いて見ました。今日は”いない選手”について書こうかと思ったら、こちらですでにケットさんが書いていました。


もちろん、門は開いている KET SEE BLOG


監督の考え方についてはまったく同意なのですが、今野選手が”いない”のは、パファーマンスという部分と中澤選手の復帰による部分もあるのではないかと思いました。元々今野選手の枠(というのも変な言い方ですが…)はDFタイプの選手を少なめに呼んで、MFだけどDFもできるボリバレントな選手としての位置付けだったと思うのですが、今回は中沢選手を見るために今野選手は1回休みという感じなのではないかと思っています。Jの試合をオシム監督よりも見ているという自信はありませんから(笑)、まったくの見当違いかもしれませんが中澤、今野、阿部選手の3人の仲から漏れてしまったのではないか、そんな見方をしています。田中、坪井、阿部選手は同じクラブでプレーするユニットと考えられることもあり、そんな選択になったかなと。


FWについて”いない”選手は、まったくもってしっかりしろというメッセージでしょうねぇ。招集の常連の中で怪我を抱えている選手もいますが、怪我をしている選手に対しては数日間でも長く様子を見る時間が取れるし、出場していながら結果を残せていない選手についてはナビスコで点を獲れよというメッセージになる。そして、今まで呼ばれていない選手に対しても、もしかしたら結果を出せば呼ばれるかもしれないという希望を持たせる結果となり、メディアのナビスコへの注目度も何もない状態よりは確実に高くなるはずです。ここでJ2のFWを1人でも呼んだらもっと強烈なメッセージになるんだけどなぁ。DFとMFは連携を重視し、FWに対しては連携プラス旬の選手であることも必要ということを考えても、メッセージ性が高い発表の仕方です。


代表監督として「選手を呼ぶ」のも選手に対するメッセージだし、「今まで呼んでいた選手を呼ばない」こともメッセージなのですが、「一部の選手しか発表しない」というのはもっと強烈なメッセージですねぇ。呼ぶ選手や呼ばない選手に対してだけでなく、Jリーグで該当するポジションの選手にまで少なからず何かの影響を与えるであろうメッセージですから、この監督のピッチ上やピッチ周囲の手腕だけでなく、メディアまで巻き込んだメッセージの発信能力というものにはつくづく考えさせられます。
直近2人の代表監督を振り返れば、メディアに対して非常に良く喋るタイプの監督とメディアを挑発するタイプの監督で非常に両極端である2人の監督でしたが、オシム監督のこのようなメディアの使い方はまた違った方法として非常に面白いです。追加で誰が呼ばれるのか楽しみです。