ペルー戦日本代表 一部発表

相変わらず、面白い方です。
中村俊、高原を初招集 ペルー戦=サッカー日本代表 スポナビ

GK:
川口能活(磐田)、川島永嗣(川崎)、西川周作(大分)


DF:
中澤佑ニ(横浜FM)、坪井慶介(浦和)、田中マルクス闘莉王(浦和)、阿部勇樹(浦和)


MF:
橋本英郎(G大阪)、羽生直剛(千葉)、加地亮(G大阪)、二川孝広(G大阪)、遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)、鈴木啓太(浦和)、駒野友一(広島)、藤本淳吾(清水)、中村俊輔セルティックスコットランド


FW:
高原直泰(フランクフルト/ドイツ)


個々の選ばれた選手に対する感想は後で書くとして、この監督コメントが面白いです。

プレスリリースによるオシム監督のコメント

「今回の18人以外に関しては、21日の試合以降に又改めて、発表する。怪我人が出た場合や、コンディションが思わしくない選手がいるかもしれない。また、今まで呼ばれているのに今回呼ばれなかった選手に関しては、ここ数試合の調子を見てのイエローカードだと思ってほしい。ただしレッドカードのように呼ばれなくなるわけではない。今以上に考えて、いいパフォーマンスを発揮し戻ってきてほしいというメッセージだ」(原文ママ

スポナビもあえて(原文ママ)と書くほどの、際どい監督コメントです。今まで呼ばれているのに今回呼ばれていない選手って、誰?。
何だか、FWが少ないんですけど(笑)。

以下追記

今までは呼ばれていたのに今回の発表では呼ばれて”いない選手”を考えるのは21日までまだ数日あるので、とりあえず今日は”いる選手”についてだけ少し触れましょうね。


まず、GK。
川口、川島、西川というスポンサー様の三本線である”川”という漢字に配慮したのかどうか分りませんが(んなぁ訳はない)、川島選手と西川選手の選出は良い感じです。日本代表のGKと言えば永らく川口、楢崎時代が続いていましたが、そろそろ実践デビューはなくても招集では常時2世代が同居する形となるのでしょうね。川島選手や西川選手の出場機会があるかどうかは微妙ですが、合宿での林選手の召集と言い、オシム監督が”実践への影響を最小にし、効果を最大にする”穏やかな世代交代を配慮しているように思える選出です。


次にDF。
ここは定番の顔ぶれに対し中澤選手の招集が話題でしょうか。合宿に呼んだ時点でも大きな話題になりましたが、その時は練習試合の中でレギュラー組と思われる選手と中澤選手がDFラインを組まなかったことが気になっていました。しかし、今回はやはりタイミングを逸することなく中澤選手を招集したのは嬉しいです。昨年の6月のどこかで止まっていた時計が再び動き出すような嬉しさを感じます。
ただ、ここでもう1人中田浩二選手を呼んでくれたらもっと嬉しかったのに。でも、それは次へのお楽しみにしてとっておきましょう。


続いてMF。
ここはいつものメンバーの中に清水の藤本選手が割り込んだ感じでしょうか。三都主選手が海外へ移籍してチャンスができた左サイドを藤本選手がモノにするのか、それとも両方こなす駒野選手が入るのか、注目です。
そして中村選手の招集。今売りの週刊ポストで前監督にいろいろと言われている中村選手ですが、久しぶりの生中村俊輔ですし、非常に楽しみであります。


最後にFW。
少なっ(笑)。 という定番のボケは置いておいて、今シーズンドイツで絶好調の高原選手を呼ぶというのは、やはり選手のモチベーション的にも最良でしょう。例え海外で遠く離れているハンディがあったとしても、活躍していれば召集されると言う証明にもなりますし、他の海外クラブ所属選手へも明確なメッセージとなります。そして、国内で頑張っている(がんばっていない?…笑)FWに対しても強烈なメッセージですなぁ。
オシム監督の行動として、大方の予想どうりには選手発表しないであろうことは読めましたが、このような強烈なメッセージでくるとは…。一番最初の13人の代表発表に続いて、喰えない狸親父です(笑)。