福岡 - ヴェルディ

helguera2007-04-07

博多の森競技場に行ってきました。
疲れた……。生で見ても、最初から最後まで勝てそうな気がしませんでした。良くて引き分けが精一杯で、とてつもない幸運に恵まれれば勝てるかもしれないと思いながら見ていましたが、やはり結果は内容に対して妥当なものでした。


昨日から九州に入っていたのですが、今日は前日の寒さがうその様な良い天気で、本当に絶好のサッカー日和でした。横を通ったことはあったのですが中に入るのは初めてだった博多の森でしたが、ゴール裏を除けばとても良いスタジアムですね。福岡空港から程近い場所にあり、アクセスも悪くない。日ごろ埼玉スタジアムなどの”とんでもない”場所にあるスタジアムに通いなれているせいか、市街地にも近く駐車場も無料で開放されている博多の森は天国のようなところです。また、スタジアム内の屋台村も内容も豊富だし味は美味しいし、言うことなしです。今日はとんこつラーメンと豚バラ串などを頂いたのですが、とても美味しかったです。スタジアムグルメと言うだけでなく、普通に街中にあっても美味しいと感じる内容でした。博多の森、恐るべし。

ただ、唯一の弱点というか、ゴール裏のスタンドが傾斜がなく、ほとんどピッチレベルであるのが残念ですね。メインスタンドやバックスタンドは傾斜もあって見やすいのですがゴール裏は厳しい造りです。


試合については、思い出すのも辛い内容です。開始直後の飯尾選手の裏に抜け出したシュートでも決まれば流れも変わったかもしれませんが、試合開始直後から終了まで引き分けはあっても勝ち目のない試合でした。船越選手の欠場により飯尾選手とフッキ選手の2トップでしたが、飯尾選手が効果的に裏に抜け出したのはその1回ぐらいで、あとは狙ってもボールが出てこない。また、船越選手のいない前線にロングボールを蹴りこんでもほとんどが競り負けて相手ボールになってしまう。監督も会見で話していますが、セカンドボールをことごとく福岡に拾われ、また自分たちの攻撃でのつなぎのパスのミスからカウンターを食らい、ヴェルディの攻撃でシュートまでいくチャンスがほとんどなかったです。攻撃の戦術が”フッキ”だとするなら、フッキ選手がどうすれば生きるのかを突き詰めないといけないし、そうでないのなら止められた時にどうするかを考えないといけません。”チームとしてどう攻めるのか”がまったく見えてこない試合でした。


守備については、やはり右サイドに明確な穴がありますね。これは右SBの福田選手だけの責任ではなく、その前に位置するディエゴ選手の守備意識の問題も大きいです。試合の中で左の佐藤選手が右に回っているときは抑えられるのですが、ディエゴ、福田選手と右にいるときには、福岡の左サイドの攻撃は自由自在にやりたい放題でした。先制点になった失点もヴェルディの右サイドを突破されたものですし、決勝点となったPKの献上もロスタイム間際の時間帯に右サイドを突破されクロスを上げられたものからです。あの時間帯にあそこでクロスを入れられてしまうと言うのは、問題ですよ。その少し前の時間帯で中盤で相手に入れ替わられてしまった服部選手がイエローカード覚悟のプロフェッショナルファールで相手の攻撃を止めていましたが、最後の場面ではファールすらできなかった。まあ、最後はペナルティエリア内でファールで止めましたけれど、あの時間帯ならば、できればゴールから遠いところでカード覚悟でファールでもいいから止めて欲しい。


前線の攻撃の閉塞感と言うか不活性感も問題だし、監督の意図と選手のプレーのずれも問題です。飯尾選手の効果的な使い方や、富澤選手を入れてからの時間帯でも勝ちに行くのか、引き分けでいいのか。今週はすぐに次節がありますので、修正する時間があるのかどうか。成績を見れば6試合で4勝1分1敗ですから問題のない成績ですが、開幕の勢いがなくなって次節が最初の正念場ですね。ここで連敗などしてしまうと昨年の二の舞になってしまいますから、何とか立て直して欲しい。
今日は勝ち点の上積みに失敗し、あと勝ち点87のままです。




今回の旅でお世話になった曹汰さんのエントリー。
バランス 大池だより 


何から何までお世話になり、ありがとうございました。 が、御礼は勝ち点3を置いてきましたので、それで(笑)。