日本代表候補合宿

totoの販売不調や五輪代表の香港戦の陰に隠れて今ひとつ注目度の薄かった今回の合宿ですが、こんなコラムが出ていますね。


オートマティズムに課題を残したオシムジャパン 日本代表候補トレーニングキャンプ スポナビ
こちらのコラムでは練習試合の出場選手が分かりやすく書かれていて非情に助かりました。署名のない記事ですが、このような落ち着いた論調の記事にはぜひ署名を入れていただければ、これからもそのライターの方の記事を注目して読めるのに…。


さて、そんな一方でまったく正反対の取り上げ方もありますが、日本代表の活動の中で合宿というものをどのような位置に置くかですよね。
公式戦  結果 10:0 テスト
親善試合 結果 5:5 テスト
候補合宿 結果 0:10 テスト
新しい選手を試す機会としての候補合宿ですから、大学生相手の練習試合の結果に一喜一憂するのもどうかと思います。まあ、話題性としてはこき下ろすちょうど良い材料ですけれど。


選手の運動量を求めるオシム監督のやり方では、Jリーグの連戦が続いているときには結果が難しいものになることは予想できました。それは千葉を率いていたときでも夏場は苦しんでいたことなどからも想像がつきます。そこで”ただの運動量”ではなく”考えて走る”ことが求められると思うのですが、2006年の活動を通じて作り上げたチームの基礎の部分に新しいピース(選手)を当てはめてチームの幅を広げている最中でしょうから、今の出来に一喜一憂してもどうかと思います。
これからのキリンカップ2試合を通じて海外のクラブに所属している選手や新しい選手などを融合し、7月のアジアカップという本番に向けての準備を進めていくのでしょう。いつの間にかキリンカップまであと2週間になりました。楽しみです。