水戸 - ヴェルディ

helguera2007-07-07

ひたちなか市運動公園陸上競技場に行ってきました。
ヴェルディの試合と自分の休みが重なることがほとんどなく、最近はテレビですらリアルタイムで見られない日々が続いていたのですが、運よく今日の試合は休みが当たりました。埼玉に住んでいると茨城県の水戸は決して近い場所ではないのですが、J2のアウェイ戦の中では水戸までの距離はご近所のようなものですし、「笠松には行ったことがないから楽しみだなぁ」と思っていたら、開催場所が「ひたちなか市運動公園陸上競技場」って、何処? という感じでした。ちょっとガッカリの部分もありましたが、気を取り直してドライブがてら出掛けることにしました。


日中のひたちなか地方は曇り空が徐々に青空に変わるものの、風があって”暑い”というよりは”半袖では涼しい”という感じでした。スタジアムに到着したころには半袖でも良かったですが、開場して中に入るころには半袖では寒いぐらいになりました。そこであらかじめ用意しておいたウィンドブレーカーを着込んで、準備はバッチリ。というのも、「ひたちなか市運動公園陸上競技場」を調べている時に、海に近いスタジアムだから寒いかもと思っていたのです。昔、鹿島に薄着で行って夜になったら寒くて寒くて困ったことがあったのです。海沿いのスタジアムは風があると夏でも怖い。


ところでこの「ひたちなか市運動公園陸上競技場」ですが、メインスタンドが椅子席のほかは、ゴール裏もバックスタンドも芝生席という潔い作りのスタジアムでした。最初にフェンス越しにピッチを覗き込んだ時の感想は、「本当にここでJリーグの試合をやるの?!」と思ってしまいましたから。メインスタンドからバックスタンド越しに見えるのは緑色の森、森、森…。ヴェルディにとっては縁起の良いスタジアムかも。そして一番潔く感じたのが「ひたちなか市運動公園陸上競技場」のメイン入り口に付いている名前のプレート。

だって、ただの「陸上競技場」だけですから、ねぇ。


笠松ではなくてガッカリした理由の一つに「笠松グルメ」の存在がありましたが、「ひたちなか市運動公園陸上競技場」にもありました。

うーん、なぜこんな形なんだ…。


さて、待ちわびたスタメン発表ですが、モニターのような大型ビジョンは、ない。電光掲示板も…ない。もしかして、スコアボードも、ない。試合の経過時間を表示する電光掲示も、ない(少なくともメインスタンドからは見えませんでした)。
で、選手名の表示は昔懐かしいこのスタイルで嬉しかった。

高木、富澤ぐらいまでは良かったんですけれど。

なかなか挿さりにくいようだし、担当も一人だし。

アウェイ側の選手紹介はスタジアムDJも素っ気無く早いし。

とうとう分からなくなってしまいました(笑)。

最初から9人でやるんじゃ負けちゃうよ。
ヴェルディを知っているから早くても分かるのですが、MFの発表の時に追いつけなくて藤田を飛ばしちゃったんですよねぇ。試しにディエゴを挿してみたものの、一人足りないし、どうしましょって感じで微笑ましかったです。


別のスタッフがようやく悪戦苦闘しているのに気が付き、11人揃いましたが、それからの浴衣姿の「水戸ガールズ?!」(水戸チアーズだったかな…)も良かったです。だって、あの広いピッチに4人で散らばるのですよ。このパフォーマンスは最高でした。でも、小さくしか見えないけれど。

このパフォーマンスが終わって、ようやく試合開始です。



試合については……、このシュート数水戸18本に対しヴェルディ10本という数字が物語っている通りだったです。
とにかく試合が始まった直後から「前半は0−0でいければラッキー」という感じでしたし、後半開始から広山の登場で少しヴェルディが活性化したものの「引き分けで勝ち点1を取れたらラッキーかな…」という試合でした。とにかくヴェルディの選手たちの体が重そうで動けていないように感じました。実際にはヴェルディのコンディションの問題と水戸の守備が厳しくフッキやディエゴに前を向かせなかったことが大きいのだと思いますが、ヴェルディのDFは深くFWは動き出さずに足元のボールを待っているので、縦に入れるボールがことごとく水戸守備陣のインターセプトの餌食になっていました。


水戸のシュート精度に助けられ「引き分けが見えてきたかも…」と思い始めた後半の30分過ぎ、カウンター攻撃から途中交代の永井が押し込んで先制しました。この先制の瞬間ですが、嬉しかったですねぇ。この試合の行方ということもありますが、前回の水戸との国立のホームゲームで悔しくみじめな負け方をしていましたから、とにかく勝って借りを返したかった。今日勝っても得失点では水戸との直接対決で勝ち越せてはいませんが、それでも勝ち点3を取り返したのは嬉しかった。


これでJ2は全チームが24試合を消化し、長いシーズンの折り返しです。「この時点で4位以内にいれれば良いな」と思っていましたが、残念ながら5位。でも、悪夢の7連敗を喫しているのにまだ2位の背中が見える位置にいるのはラッキーだと思わなきゃいけないのでしょう。さあ、後半戦だ。