新潟 松之山温泉の旅 2日目

helguera2007-08-17

前日の16日は日本の各地で最高気温が記録されるような猛暑でしたが、この日は朝から曇り空。まあ、ところどころ青空も見えていたので気を取り直して松之山温泉を出発しました。
温泉街を出て松之山町の市街地に下りてきたところで携帯のアンテナが復活したので、まずは昨夜のヴェルディ戦の結果をチェックしました。が、見なければ良かった…。一気にテンションが氷点下に下がりました……。まあ、来年もJ2だったら四国遠征に行こうっと。


さて、まずは松之山温泉のすぐ近くにある美人林(びじんばやし)というブナ林に行きました。

うーん、自然は綺麗なんですけどねぇ、何か物足りなかったです。前日の竜ヶ窪のインパクトが強かったせいでしょうか。


次に今日のメインテーマその1である、松代の棚田に向かいました。とりあえずほくほく線の松代駅に向かいました。観光案内所でもあれば案内書のようなものがあるだろうと思ったのですが、幸運なことに松代は”駅”と”道の駅”が合体して作られており、旅人には非常に便利な場所でした。道の駅をうろついている間にも下りの特急が通過し、上りの各駅停車がやってきました。鉄っちゃんの血も少し入っているので興味深く駅のホームを見つめていたのですが、越後湯沢駅行きの各駅停車には田舎で夏休みを過ごした人々が家族の見送りを受けながら列車に乗っていきました。私は田舎というものがない人間なもので、里帰りとか帰省というものを経験したことがないので、少しうらやましくもありました。


おっと、話が逸れましたが、道の駅で入手した棚田マップを頼りに車を走らせ、「蒲生の棚田」に向かいます。

棚田マップには夕暮れ時のオレンジ色に染まった棚田の写真が載っていますが、さすがに日中には綺麗な空にはなりません。それでも、田舎を持たない私のような人間でも何かが心に語りかけてくるような、そんな日本の原風景というような印象を持ってしまう場所でした。
すぐ近くの「儀明の棚田」にも向かいましたが、こちらはちょっと絵になりませんでした。しかし、近くの何気ない民家というか小さな集落の写真を思わず撮ってしまいました。

何とも言えない風景でした。


さて、後は帰路ということになるのですが、帰り道に国道117号線を通り野沢温泉を抜け、志賀高原を超えて草津に下りることにしました。今年の5月にも長野県の北信地方に来たのですが、その時は横手山の山頂に行かなかったのでそれが心残りだったのです。今回は新潟の旅ですが、国道117号線をさかのぼれば、信濃川から千曲川と川の名前が変わるように新潟県から長野県にすぐに入れるので、どうしても横手山に行きたかったのです。でも、今日は曇り空…。
野沢温泉まで気持ち良く国道117号線を走ったところで急に気が変わりスキー場の脇を上り奥志賀スーパー林道を行くことにしました。でも、記憶の中にある林道はすでに消え、全線舗装の県道となっておりました…(今日は…が多いな…)。昔は未舗装で走り応えのあるスーパー林道だったんですけれど、ねぇ。時代は変わったんですねぇ。


とにかく志賀高原に到着しましたが、奥志賀や蓮池や熊の湯までは雲の下なんですが、横手山山頂は雲の中。それでも横手山頂ヒュッテを目指しスカイレーターへ。

そこからすぐにリフトに乗り継ぎますが、リフトに乗っているうちに体は雲の中に…。

平地では半袖でも暑いのに、ここでは長袖を着ても寒い程でした。山頂は完全に雲の中で景色はまったく見えませんが、それでも何でもとにかく山頂を目指したのは、横手山頂ヒュッテの、このパン。

このパン、一個250円なのですが、それでも美味しい。全部標高2305mの山頂ヒュッテで焼いているのです。ランチタイムなら「きのこ雲セット」などのメニューもあるのですが、時間がずれてしまって今回は食べられませんでした。横手山頂ヒュッテで美味しい料理を食べることが今日のメインテーマその2だったのですが、もう一度、訪れる必要がありますね。本当は宿泊して、夕暮れや星空や朝焼けも見てみたいのですが、いつになることやら。
帰りのリフトは降りるまで雲の中でした。