ヴェルディ - 草津

まあ、勝って良かった。携帯の速報画面でメンバーを見た時に「４バック？　これは監督の哲学なのか、ゼ・ルイスが抜けたための緊急避難なのか…」と随分不安に思ったのですが、とにかく勝って良かった。

何とか当日リアルタイムで見ることができたのですが、テレビを見始めたのはフッキの２点目が入ってからということで、試合の全体の流れは分かりませんでした。後半早々に高木義成の限りなくミスに近いような不運なポロリから１点差に詰め寄られた時間帯は少し心配したりもしましたが、フッキの３点目で試合が落ち着きました。不安を感じていた４バックですが、右サイドのＭＦに入った広山選手がときにＤＦラインまで戻って守備をしていてくれたので、大きな破綻もなく終えることができました。

３でも４でも安定して守れているならカズの問題ではないのですが、もともと押し上げない守り方をするヴェルディの守備ですから、中盤の運動量がなくなったり、相手に先制されて攻めに重点を置かざるを得なくなると、薄いＤＦラインが相手の攻撃に直接さらされ崩壊する場面を何ｄも見てきましたから、ある意味自分の中でトラウマになってしまっている部分があるのかも…。１試合だけでは安心できないので、次節の湘南戦、そしてその次の福岡戦が本当の意味での試金石になりそうです。それをうまく乗り越えられたら…、期待しちゃうかも（笑）。

ただ、問題は攻撃ですよね。良くも悪くも攻撃面の戦術は「フッキ」。フッキが得点すればヴェルディに勝ち点が入るし、フッキが抑えられたり出場停止になると途端に勝ち点が激減してしまう。シーズン当初なら「他の選手の得点も期待し、フッキと他の選手がバランス良く点を取れたらいいなぁ」と思っていられましたが、もうここまで来たらフッキにクラブの運命を預けるしかないのだろうという気持ちになってきました。今さら中途半端に「チーム全体での得点力アップ」などを考えるよりは、チーム全体で「いかにフッキに得点をさせるか」を考えた方が効率が良いように思えてきました。あとはフッキが無駄なカードを貰わないようにしてくれれば…。シーズン終盤の最後の最後に大事な試合が出場停止ってオチは勘弁して欲しいです。