山形 - ヴェルディ

今日は仕事のためPC速報を祈るような気持ちで見つめていたのですが、勝って良かった。今、録画を見ていますが、速報では見えてこない様々な場面があって、結果が分かっていても痺れます。


まずは大事な試合を主審にぶっ壊されなくて良かった。あれがPKに値するファールかどうかも疑わしいですが、義成が止めたPKをやり直し。やり直しもさらに再び義成が止めて事なきを得ましたが、主審の判定でラッキーな試合もありますが、このようにぶち壊されかねない試合もあるわけで。とにかく義成、ありがとう。
また攻撃時ではシウバに対するプレーなど随分へぼい審判に見逃されましたし、「あれがオフサイド?」という判定もありましたが、長い目で見れば審判爆弾はすべてのチームに公平だから仕方がない。


それと、最近の成績からフッキを中心とした攻撃陣のことばかりが注目されますが、今のヴェルディの好調を支えているのは、全員の高い守備意識ですよね。フッキ以外のフィールドプレーヤー9人が誰一人さぼらず、高い位置から粘り強く守備を始める。その結果、高い位置で相手の攻撃をスピードダウンできるし、うまくいけば高い位置でボールを奪える。全員が高い位置から守備をしているので、奪った後の攻撃にうつる時の距離感も近いし、人数もかけられる。また、全員の走る距離も節約できるし、攻撃にしろ守備にしろ全員が同じように働き、誰か1人やどこか一つのポジションに高い負荷がかかることもないので、試合終盤になっても極端にチームのフィジカルが落ちるわけでもない。


フッキがスピードに乗ってシュートまでいけて攻撃をやり遂げられれば良いし、やり遂げられない時には海本なり服部なり大野なり菅原なりシウバなり広山なりディエゴなどが、フッキの落としたボールを拾える位置に居る。フッキの突出したスピードとパワーに助けられている部分は大きいけれど、前ほどフッキ頼りではなくなっているところが、現在のヴェルディの強さにつながっています。前はフッキの好不調がチームの好不調に直結していたけれど、現在はフッキの好不調を吸収できる柔軟さがチームにある。前半35分過ぎのボールまわしや、先制点となった前半44分のボールまわしなど、見ていて鳥肌ものでした。全員の距離感の近さ、タッチの柔らかさ。あれが得点につながったことで、ひとつの伝説ができるような得点場面でした。
左サイドから始まった攻撃がシウバーディエゴーフッキーディエゴー広山つながり右サイドからのゴール。痺れました。


後半開始早々のディエゴーフッキのカウンターで2点目を追加してからも集中を切らすことなく、全員が体をはって守る。怪我で退場した萩村選手の状態は非常に心配ですが、今のヴェルディは全員で戦っているというのがひしひしと伝わってきます。ヴェルディの選手たちが良く耐え切ってくれました。
今日はJ2の1位から4位までのクラブがすべて勝利しましたが、ヴェルディにとっては残り5試合、痺れる試合が続きます。怖いけれど、楽しみ。