ヴェルディ - 鳥栖

helguera2007-10-24

味の素スタジアムに行ってきました。
現在7連勝中のJ2リーグ戦2位のヴェルディですが、平日水曜日のナイトゲームの味スタに集まった観衆は3,991人と少し寂しい数字でした。が、試合も応援も熱いものでした。とにかく勝って良かった。


連勝中のヴェルディですが、今日の試合は厳しいものでした。極端な言い方をすれば前半の45分間のうち、43分間は鳥栖のペースで、ヴェルディのペースだった時間は2分間だけ。その2分間は、フッキのFKで先制点が入った前半の2分前後と、記録上はオウンゴールのようですがフッキとディエゴの2人のショートカウンターで追加点が入った前半の43分前後。それ以外の時間帯はルーズボールはすべて鳥栖に拾われているのではないかと思うぐらいに波状攻撃を受けてしまいました。でも、それはヴェルディの選手たちの集中が途切れていたとか言うより、どうしても体が重そうで最初の一歩が出ない感じでした。早い時間に先制点が入ったこともあって、守ってカウンターの意識が高くなったのか、鳥栖にボールをまわされる時間が43分間あったかのようでした。それでもハーフタイムを迎えたときのスコアは2−0でリードしていましたから、勝負強くなったものです。


後半も鳥栖が押し込んできますが、後半も始まって2分と言う早い時間帯にフッキのカウンターが決まって3−0。これで勝負は決まったかと思いましたが、ここから10分間が粘れなかった。3−0にして3分後にはサイドからのクロスを鳥栖に合わされ1点を返されてしまいます。ここからもさらに鳥栖のペースでしたが、ヴェルディも時おりカウンターでの決定的なチャンスを迎えますが、突き放す4点目が取れません。しかし、何とか時間を使いながら試合終了間際までき粘ったものの、セットプレーから鳥栖に押し込まれ3−2となりました。がその直後に試合終了となり、辛くも勝利を収めました。


内容的には90分を通して厳しい試合でしたが、それでもこの時期に何よりも重要なのは勝ち点であって、どんな内容でもいいから3点が獲れたことがすべてです。昨年とは違ってこの時期に得失点差では他の上位チームを10点以上も上回っていますから、とにかく勝ち点3を獲れればOKです。今日もJ2は上位チームがすべて勝ちましたから(仙台は試合なし)、引き分けでも状況が厳しくなってしまいます。さすがにもう不用意に勝ち点を失うチームは出てこないでしょうから、どんな勝ち方でも勝ち点3を取れたことは本当に良かった。


今週末にはアウェイの草津戦がありますが、それが終われば10月の5連戦を乗り切れますから、何とかあと1試合、あと1勝。選手とスタッフのみんなには頑張ってほしい。体力的にも厳しいと思いますが、今シーズン残りあと4試合のうちの大切な1試合となる草津戦まで、この好調を何とか維持して欲しいです。
あと4試合。この4試合360分で今シーズンのすべてが決まると思うと、痺れる360分になりそうです。