長野・岐阜の旅 1日目

helguera2007-11-07

長野・岐阜方面へ旅してきました。
つい先日オーストラリアのケアンズに行って来たばかりですが、やはり南の海も良いけれど「日本の秋は山でしょ」という気持ちが強く、ちょっと無理して2日間の予定を作り、日本の秋を探しにいきました。ところが、場所の選択を誤り、秋は終わり冬が始まっていましたが…。


早朝5時にさいたまの自宅を出て、関越道の川越ICを目指します。埼玉県に住んでいると東北道や関越道は比較的身近な高速道路なのですが、東名道や中央道は乗るのに東京の首都高速を経由せねばならず、渋滞など時間の予測が出来なかったりと今ひとつ使いにくいのです。が、つい最近には鶴ヶ島JCTから圏央道が八王子まで開通して、中央道が非常に身近になりました。東京の首都高速を経由せずに中央道に乗れるというのは、非常に画期的な出来事なのです。ちょっと他府県の方には伝わらない感覚かもしれませんが。ちなみに関越の川越ICから乗って鶴ヶ島JCTで圏央道を経て、中央道の岡谷JCTから長野自動車道に入り、更埴JCTから上信越自動車道に乗り、藤岡JCTから関越道に戻り川越の一つ手前の鶴ヶ島ICで降りると高速料金は川越−鶴ヶ島間の1区間料金で済むと言う話を聞きましたが、実践はしていないので悪しからず(笑)。


話が逸れましたが小瀬スポーツ公園を遠目に見ながら通り過ぎ、中央道を一気に伊那ICまで車を走らせました。宿泊する宿は決まっているのですが、途中どこに行くのかは全然決めていませんでした。そんな中でも伊那で高速を降りたのは桜で有名な高遠城址で秋まつりをやっているというのを知っていたからです。ところが、行ってみると期待はずれと言うか何と言うか。既に寒い日があったのか葉がかなり痛んでいまして赤さが綺麗なものはちょっとボロボロになっていました。来るのが遅かったのでしょうか、少し残念でした。


気を取り直して伊那の市街地に戻り、昼食です。伊那谷と言えばソースカツ丼ということで、伊那ICに近い青い塔に行きました。写真はロースかつ丼950円です。

ロースの肉が肉厚で、うまいっす! タレも旨くて、言うことなしのソースカツ丼でした。これを食べただけでも伊那に行った甲斐があったというぐらいの一品でした。


昼食後は国道361号線の権兵衛峠をトンネルで抜け木曽谷へ向かいました。中仙道の奈良井宿へちょっと立ち寄ります。

一般車の宿場内への立ち入りを禁止して景観を守ろうとしているようですが、地元生活者の方々の車が宿場内にかなり置いてあったり納品車が走り回っていたりするので、ちょっと興冷めです。想像するに生活する方々も高齢化が進み軽自動車などを家の前に置かなければならないという事情を察することはできるのですが、ちょっと微妙な宿場町でした。


奈良井の後は国道19号線を南下し、寝覚の床へ向かいました。景観はとても見事なのですが、着いたころには渓谷が日陰になってしまって光の状態が悪く、ちょっと厳しい条件でした。本当は12時ごろに来ることができればもっと綺麗な景色なのでしょうね。



木曽谷を後にし、再び国道361号線に戻り開田高原をかすめ、長野県から岐阜県に入ります。御嶽山を回り込むように車を走らせ、本日の宿である標高1800mにある濁河温泉に到着です。宿は旅館御岳にしました。1泊2食付で1万円という値段が大きなポイントでしたが、渓谷にある露天風呂や濁り湯が魅力でありました。渓谷露天風呂は旅館から160段の階段を下りたところにあるのですが、夕暮れ時のほの暗い明かりの中で入る渓谷露天風呂は非常に幻想的でした。こちらは混浴露天風呂なのですが、残念ながらほとんど1人で独占状態(残念なのか?)。大きな露天風呂に1人で入っていると、地球に1人だけ取り残された人類のような、そんな心細さを感じるほどでした。
夕食も非常に美味しく、満足の夜となりました。