甲府 - 大宮

helguera2007-11-18

小瀬スポーツ公園陸上競技場に行ってきました。
ヴェルディは今節試合がないということで、今日のJ2は高みの見物と決め込みました。私が応援しているヴェルディは昇格争い、そして家族が応援している大宮が残留争いという息つく暇もない忙しいリーグ戦終盤をすごしていますが、運良く休めた今日は車を飛ばして(法定速度でね…)甲府まで行ってきました。目的はもちろん”ほうとう”ではなく痺れるような残留争いをしている大宮の試合です。現在17位と苦しんでいる甲府と順位は15位とは言え16位の広島とは勝ち点で並んでいる大宮の試合ですから、痺れる試合が見られると思ったのですけれど、ねぇ。


まずはスタジアムに行く前に腹ごしらえ。車を甲府駅近くの駐車場に置き、小作 甲府駅前店に立ち寄りました。開店の11時前に着いたのですが、すでに店の前には何人かの人が開店を待っていました。列に並びしばらくすると開店です。店内に入り、注文を考えているころには満席になってしまいました。

美味しいことは美味しかったのですが、ちょっと煮込みが足りないかなと感じました。日曜日のお昼と言うことで、店内の客の回転を早くしたかったのでしょうか、少し残念な味でした。


気を取り直し、車に戻ってスタジアムに向かいます。スタジアム周辺の駐車場は試合開始2時間前ですでに満車状態で、少し離れた駐車場から歩きました。近づくにつれてスタジアムから歌声が…。どうやら甲府サポがバスでスタジアムに到着した選手たちに向けて歌っていたようですが、大宮も同じ歌を使っているのでどちらの歌か分かりませんでした。アウェイゴール裏に入場し試合開始を待ちますが、試合時間が近づくにつれ風が強くなり冷え込んできました。青空は広がっているものの山が近く、風も強い。試合に影響を与えそうな風でした。


試合は両者とも負けられない試合らしくまずはセーフィティに蹴り込んだり蹴り返したり。とにかくボールが落ち着かない前半でした。GKのキックが風に流されて直接タッチラインを割ってしまったり、風に乗って相手のGKに届いてしまったり。クリアボールが直接タッチラインを割ることも多く、サッカーというよりはラグビーに近いような、そんな前半でした。


試合の流れとしてはホームの甲府が押し込み、大宮が耐える前半となりましたが、これは「風上から攻めた甲府の優位かな…」とも思ったのですが、甲府が風下になった後半も甲府の優位は変わらなかったので、順位とは違い試合スタイルということでは甲府の方がチームが成熟していることの結果なのでしょう。大宮は正直どんなサッカーをして点を取りたいのかまったく見えてこない試合でした。ヴェルディを捨てた小林慶行選手がFW登録だったこともひっくり返るほど驚きましたし。結果は引き分けに終わりましたが、引き分けと言う結果がより悔しいのは試合内容から言えば甲府なのでしょう。順位的にもかな。


個人的な見所としては後半に途中交代して出場した大宮の桜井選手の突破からのシュート場面ぐらいだったでしょうか。ゴールは決まりませんでしたが、桜井のプレーを見ることができて嬉しかった。

目の前で行われている試合を見ながらも、携帯の速報でJ2リーグ戦の経過や結果を常に気にしていましたが、昇格枠の2枠を直接争うライバルである札幌も京都も仙台も苦しんでいますね。J1の残留争いも厳しいですが、J2の昇格枠争いも苦しい試合が続きます。ヴェルディとしては次で決まる可能性も出てきましたが、この時期に簡単な試合など一つもないでしょうし、他が苦しんでいるようにヴェルディだって苦しむかもしれないのですから、油断したり喜ぶのはまだ早い。次は25日の味スタ愛媛戦ですが、痺れる1週間になりそうです。


試合後は寒風が吹くスタジアムで冷え切った体を温めるために、中央道に乗る前にもう一度”ほうとう”を食べに郷土料理 信州さんに立ち寄りました。

こちらの”ほうとう”はじっくり煮込んであって美味しかった。冷えた体に濃い味の”ほうとう”が染み渡りました。
1日に2回”ほうとう”を食べましたが、今日の目的はあくまで試合ですから(笑)。