札幌 - ヴェルディ

スカパーのリアルタイムで見ることができました。前半は100点満点の45分間でしたが、後半は30点ぐらいかな…。でも、結果は3−1の勝利で連勝ですから、試合を通して考えれば及第点の80点といったところでしょうか。


前半はやることなすことうまくいく、そんな45分間でした。中盤での守備やボールの繋ぎなど、堅実な仕事はしていたレンドロでしたが『そろそろ得点を取ってよ』とも思っていました。そんなレアンドロがCKから押し込んで先制します。先制も嬉しいですが、今季からチームに加入した新選手が得点をして、それをチームメイトが喜んでいる姿がたまりません。いくら堅実な仕事を黙々とこなしていても、やはり得点という目に見える結果を出してくれるとホッとします。


これで楽になったヴェルディはますますボールが良くまわります。前半の札幌はヴェルディの選手に対して距離をとって対応していたので、ヴェルディの選手が気持ちよくボールをまわしていました。そして時間の問題と思っていた追加点が生まれます。
左サイドのボールを服部とデビッドソンが競り合いましたが、すでにフッキとの対応で1枚イエローカードを貰っていたデビッドソンは激しいプレーが出来ず、楽々ろ服部が持ち出します。そして余裕でマイナスのグラウンダーのパスをディエゴに落とし、ディエゴが狙い済ましたシュートを決めて2点目。今日の札幌を見れば、事故のような得点で1点を取られることはあっても2点は取られないだろうと思えたので、この2点目で勝負あったという感じでした。


ただ問題はフッキが点を取っていないこと。今日の試合でも積極的に(強引に)シュートを狙う姿勢は変わりませんが、なかなか枠に飛びません。2点をリードしてからはレアンドロなども自分でシュートを撃てそうな場面でもフッキを探してパスを出していましたが、決まりません。『フッキが得点できないと、またイライラしそうだな…』と心配していたのですが、フッキ〜レアンドロ〜福西〜レアンドロ〜フッキとゴール前でパスをつないで最後はフッキが右足でシュート。これが決まって3点目が入り、ほぼ試合も決まりました。


後半はホームの札幌がヴェルディの選手に対し激しく当たりにきて自由を与えず、サイド攻撃から反撃を試み1点を返されましたが危なげなく3−1で勝利しました。出来れば後半にも追加点を挙げて、先日の柏戦で大きくマイナスしてしまった得失点差を取り戻したいところでしたが、さすがに中2日での連戦で足が随分止まったのとホーム札幌の勢いに押された後半でした。しかし本格的に守備が崩されることもなく、時にはフッキの強いシュートがクロスに嫌われたりと、防戦一方という感じではなく試合を締めくくりましたのでOKでしょう。
3得点もコーナーキックから1点、サイド攻撃から1点、中央をパス交換で突破して1点とバランス良く取りました。後は相手が出てきた後半にカウンターから1点取れれば最高でしたが、勝ち点3で満足しなきゃね。